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2016年12月17日01:40

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ベートーヴェンのお誕生日に第九を聴く

今宵は新日本フィルの吉例第九特演@サントリーホールでした。
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ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱つき」

中村恵理(ソプラノ)
手嶋眞佐子(アルト)
吉田浩之(テノール)
岡 昭宏(バリトン)
栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)
フランチェスコ・イヴァン・チャンパ(指揮)

近年は第9でもベーレンライター版によるピリオド・アプローチの高速低カロリー演奏がトレンドになっていますが、今回の新日本フィルはまったりレガートな演奏でした。
指揮のチャンパさんはイタリアのオペラハウスを主戦場に活躍しています。そのためか今回の第9は全体にレガートでよく歌うオペラティックなアプローチになりました。緩急の差が大きくドラマティックですが、ゴツゴツしたところがなく、アタックもソフトタッチで和やかなベートーヴェンです。
独唱陣は一番オペラティック。ロッシーニのオペラのような明るい朗唱。合唱の栗友会は例年よりディクションがソフトで、フワッとした印象で、いつものいささか力任せなところがなくまったりムード。
ベーレンライター版使用でしたが、チャンパさんはかなり手を加えて、一部ブライト版の譜面を採用していました。
奇しくも今日はベートーヴェンのお誕生日。そんな日に生の第九を日本人のメンタリティに合った素晴らしい演奏を聴けて、本当に有り難いことでした。寒い日に心がじんわりと暖まるコンサートでした。
あっしは今日が今年のコンサート納め。終演後、古部さんと一枚撮っていただきました♪
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