思うに、クラブの軌道はスライスやトップに大きな影響を与えるものだが、それを規定するのは、左腕だと思われる。
左上を右から左に回すというのは実はかなりの高度な運動が必要で、なるほど、人間ほどボールを上手に投げられる動物はいないというのも納得である。
投石が人類における最初の武器革命であったわけである。現在、何かを投げることに特化したものとしては野球、ソフトボールのピッチャー、アメリカンフットボールのクォータバックなどがあるだろう。
この後ろから前の動作でも腕の振り方は怪我や故障の原因になるし、当然だが、ピッチングの威力にも影響する。
で何が言いたいかといえば、肘をどう使うかがとても重要であろうという話である。ゴルフのスイングは右から左なので他のスポーツの投げ方と一概に比較はできないが、その中でも特に重要なのは、肘の使い方だろうとも思われる。
野球では肘は曲がったところから延びるように動く。ソフトボールでも肘は曲がることはない。これは最後の加速を半径を長くすることで稼ごうとする動きだろうから、その逆は考えにくいと思われるのである。
ところで、野球であれ、ソフトボールであれ、肘の動きは手首の回転と連動するので、この手首の向きが重要である。
ゴルフスイングでも左手首の向きは、手の甲の動きとして理解される。では、どの時点で手首の甲は、右に向くのかという課題がある。
これが少しわかっていない。この手首の向きは必然として、クラブフェイスの向きと関連性が強いので、それとも関わる話である。
いずれにしろ、肘を引く打ち方が癖付いているのは、当然だが、腕の畳み方の悪いクセであるが、そのようになる理由は、自明であって、そうしなければ畳めないからである。
つまり何かの動きがこのような動きに影響していると考えるのがよろしいだろう。それがゴルフクラブの初動にあるのか、それとも、クラブの軌跡が影響しているのか。
という課題である。
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