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2016年12月19日18:08

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「領土交渉は本格化」=安倍首相

■「領土交渉は本格化」=安倍首相
(時事通信社 - 12月19日 01:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4348171

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安倍晋三首相は18日のフジテレビの番組で、先の日ロ首脳会談の結果について、「本格的な領土交渉には入った」と述べ、北方領土問題を含む平和条約締結に向け一定の前進があったとの認識を強調した。

 首相はその理由として、プーチン大統領が16日の共同記者会見で「最も重要なのは平和条約締結だ」と言及したことを取り上げ、「(15日の山口県長門市での会談で)95分間、膝詰めで話し合った結果でもある」と指摘。さらに、この会談でプーチン大統領が「私を信じてもらいたいという趣旨の話をした」と明かした。
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交渉事は当然ながら、駆け引きの連続である。これは囲碁や将棋などでも同様であるが、相手に手を渡すというのが重要であるらしい。

こちらからやりたいことがあるなら、すればいいが、何もこちらから決めてかかるだけが交渉ではないという話だ。こちらのターンもあれば、あちらのターンもある。その中でも駆け引きというものが重要という。

もちろん、素人からしたら相手に手を渡すのは怖くってできるものではない。それができるほどになれば一人前という事なのだろうが、それでも相手が鬼強な人ならちっちょ怯んでしまうのは仕方がない。

そういう時に殺し文句に、「私を信じてもらいたい」というのがある。私の前で丸裸になってみな、と同意である。

それをするのはある意味では勇気が必要で、そういう相手の懐に飛び込んで差し違えるというのは、武道の奥義にもあったような気がする。

テレサテンではないが、プーチンの手腕の前に身を任せという話であるから、デュエリストでいうなら、共同経済活動を召喚!、平和条約の対話開始を伏せカードにセット、ターンエンド。

という感じだろうか。

僕はこれっぽっちも進展したとは本格化したとは思わないが、それでもプーチンがいる間でなければもうダメだろうという気もするし、プーチンがいなくなった後の弱体化したロシアを相手にする方が楽かも知れないという考えもある。

「何事も言い方ひとつ」で首相になったような人だなぁ、という気さえしてくる。

さて、相手の立場、プーチンからすれば、日本に島を返すとなれば、それなりの土産が必要なのは自明である。ただで呉れてやったとなれば、いかにプーチンといえども周囲の批判は免れない。

お金は当然であるが、それ以外の条約の中の制約であったり、そうそう、ウクライナのクリミア半島に関するロシア支持であったり、アレッポへの侵攻に対する表明なども求めるのは当然であろう。

なにも日米同盟までを破棄しろとはいうまい。それでも、島を戻したら米軍基地ができましたでは、とても同意できるはずがない。

それでもロシアからすればEUやアメリカとは対話さえできない話でも日本とならできると思っているだろうし、それどころか、閉ざされた対話を再開する仲介役を欲しているのは自明であろう。

ロシアにはロシアの政策がある。としても、世界中を敵に回すことまでを考え居るはずもない。穏当に、またより平和裏にできるものなら、それを欲すると考えるのも妥当なはずだ。

という話があれば、ようは日本としては、島を取り返したければ、ロシアとだけ交渉するでは足りず、要は島が欲しければ世界中を飛び回ってこい、という話である。

ま、手を渡すのは怖い。だが、手を渡すというのは、ある意味ではあなたがどう出てきても、必ず封じ込めて見せますよ、という意思表示でもある。

それはカッコいい、という話だ。

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