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2016年12月08日15:45

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キリン「消える恐れ」 30年で4割減、絶滅危惧種に

■キリン「消える恐れ」 30年で4割減、絶滅危惧種に
(朝日新聞デジタル - 12月08日 11:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4331601

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国際自然保護連合(IUCN、本部・スイス)は8日、絶滅の恐れがある動植物を記載した「レッドリスト」の最新版を発表し、キリンが新たに絶滅危惧種になった。農業や鉱業開発で生息する場所の環境が破壊されたり、密猟されたりしてアフリカにすむキリンが過去30年間で4割減少したという。

 メキシコのカンクンで開かれている生物多様性条約締約国会議で発表した。IUCNによると、1985年には推計で約15万〜約16万頭いたキリンが、2015年には10万頭弱に減ったという。これを受け、絶滅の恐れはない「軽度懸念」から、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に引き上げた。

 IUCNは8万5604種のうち、2万4307種が絶滅の危機にあるとした。今回鳥類1万1121種のすべてを再評価。742種が近年見つかった「新種」とした。このうち11%を絶滅危惧種に分類し、アカハワイミツスイなど13種を「絶滅種」とした。

 IUCNのインガー・アンダーセン事務局長は「多くの種が、私たちが新たな種として認識する前にひっそりと消えている」と指摘した。(小堀龍之)
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これはとても驚いたニュース。

絶滅というのは39億年にも及ぶ(そいや及川奈央は結婚したね)長い生物史の中で、何度も起きたことだ。種に対して絶滅するなという方が難しい話である。

だが生命の消滅と絶滅は話が違うわけで、消滅というのはこれは地球に限る限りでは50億年後には間違いなく起きる事実である。詳細は恒星の一生を参照せよ。

短期的に言えば、人間のヒストリーの限っても北アメリカに渡った白人によってリョコウバトは絶滅したし、ジャイアントモアはアボリジニによって絶滅したらしい。

人間と接触したことでドードーは絶滅したし、18世紀には白人の手によってステラーカイギュウは絶滅した。

白人というのは野生の動物だけではなく、タスマニア人も絶滅させているから、彼らの遺伝子は根本的に何らかの欠陥を持っているとみなすべきであろう。

もちろん、彼らがそれらの絶滅に寄与したのは、最も早く大洋に出たからであって、もし、ほかの地域の人たちが、もっと早く、優れた外洋船を発明していれば、悪魔の所業は、それらの人々の栄冠となっていたであろう。

動植物の保全というのは、もちろん、意識されたのは1945年以降であろうが、どちらかといえば、それ以降のほうが環境は悪化しているように感じらえる。

これは当然ながら開発力がそれ以前にもまして増えたからであって、一夜にしてジャングルの中に滑走路を作り出すための新兵器、ブルドーザの発明と無関係ではあるまい。

あの戦争が切り開いた恐怖すべき新技術は何も原子爆弾だけではない。

ということは、ふつうに学校に学び、テレビなどでニュースを見れいれば自然と入ってくる知識に過ぎないのであるが、では日本人はキリンの絶滅と無関係化といえば、おそらくそんなことはないはずであって、経済活動とキリンの絶滅危惧は関係している。

なにより、日本はまずウナギの絶滅さえ、食い止められないという点で、恥ずべきなのだが、それでも多くの人たちにとって重要なことは、絶命するのなら、その前にたくさん食べておかなければという意識であろう。

それはうなぎ屋も同様であって、絶滅する前にたくさん売り上げておこう、意外の対策をとっているところなど皆無であろう。もちろん、完全養殖を研究したり、育てたウナギの一部を放流することで問題と取り組んでいる人たちもいるだろう。

それでもキリンが滅んでしまった後の人類の未来を僕は思い浮かべることができないでいる。そのような世界で人々がどのように生活をするというのか。

人間の命は思いという。たしかにそうだろう。飢えた子供が抱えていれば、密猟であれ、キリンを追い出してでも、畑を拡張しようとするのは自然な話である。

その結果、遠くない数百年先に人類が絶滅したとしてもである。少なくとも、同じ絶滅するなら、その間にできるだけ楽しまなくては、という意識であろう。

そう言えば、そういう考え方を終末思想と呼ぶらしい。とすれば、これはキリンから受け取った終末思想である。

ちなみにライオンさえも21世紀中には絶滅するだろうという予測がある。あのアフリカさえも、野生の王国ではなくなっている。これはまっとうな生命圏の在り方とは思えない。

そういう危惧を感じている人は増えだしているはずである。昨日までいた生物がいなくなった。それは沈黙の春でカーソンが指摘した恐怖であるが、それが21世紀になって、さらに加速しようとしている。

もちろん、中国によるアフリカへの莫大な資金投下と無関係とは思わないし、それに呼応するように日本も積極的に財政を投入しているはずである。世界中の企業がアフリカに再上陸しようとしている。

前回は、労働力として奴隷であったが、今回は市場というものを狙っているようである。

そのとばっちりでキリンが滅びるならば、人類も遠くない。というか、そのような人類では滅びても仕方ないという気がする。

我々は宇宙に行かねばならない。そのための準備にキリンを殺す必要性などこれっぽちもないのだ。

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