お借りしてるフェーズメーションのMCトランスT-500。
前回は同一メーカーの純正組合せということもあって好結果だった。
今回はテクニカの、最近よく使っているAT-F7で聴き比べ。
インピーダンスは12Ω。
慣れてきたことで気付くこともある。
T-500にはある種のキャラクターというかトーンがあって、当然それが乗っている。
特定帯域のクセっぽさということではない。
リッチというか濃厚。
躍動的と前回書いたが、音が前に出てくる傾向があって、奥行きはその分控えめな印象を受ける。
AT-F7だと、どちらを取るかはひとそれぞれではないか。
ライラ・アンフィオンのMMとMCの入力で傾向の違いを感じたことはないから、トランスの個性の分がそのまま変化になっているようだ。
トランスの音が加わっている（トランスの音で処理されている）分、カートの個性の幅は相対的に小さくなるように感じる。
昨年のフォノイコライザーアンプの聴き比べの時は、スピード感と切れ味に溢れていたアンフィオン・フォノが、トランスなしだと奥ゆかしくてさっぱりした音に聴こえる（笑）
次は何を聴いてみようか。
どんなカートが相性がいいか、なんとなく察しがつき始めたような気がするかな。
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