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2016年08月07日19:54

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真夏の日本橋で、立川流の異端児の落語で夏をすごす

土曜は仕事が終わったら三越前の天丼、金子半之助へ。
いつもはすごく並ぶんだそうで案の定行ってみると十数人店の外に並んでいる。
しようもないのでなんちゃらGOをしながらしばし待つこと30分。
なんとか店の中に潜り込めました。
結構ヴォリューミーでごま油の甘さがカラッとした揚げ具合とマッチしてましたな。
フォト

それでもまだ時間があったのでコレド室町のそばのスタバで時間をつぶしてから
今日は永谷園の寄席に。
すでに何人か開場待ちしていたが、
やはりあの茶髪の長髪の方がいらっしゃった。
いまやメタル雑誌Burrrn編集長というよりも、落語評論会としてのほうが知られている広瀬さんだ。
案の定、今日も広瀬さん整理番号1番だったようだ。

こしらの集い@ お江戸日本橋亭

立川志らくの弟子で、広瀬さん推しのこしらの毎月東京での独演会。
昨年元旦以来の鑑賞です。

まぁ落語には古典、新作とありますが、一昔前は古典じゃなきゃ落語じゃないという風潮が強くあって新作はなんとなく異端というふうにとらわれていたのですが、
三遊亭円丈師匠はじめ昇太、喬太郎、白鳥といろんな新作落語家が徐々に人気がでて、いまや普通にやられる世になったわけで、先月の鈴本でスワンが美内すずえ公認「落語の仮面」シリーズ、きょん師匠が円谷プロ公認ウルトラシリーズをトリでやるなんて隔世の感があります。
(そもそもスワンなぞ昔は鈴本、出禁になったくらいだし・・・)
先にでた広瀬さんなどは古典と新作とに分けること自体があまり意味がないと旧来の考え方を批判しているし、そもそもどんな古典だってむかしは新作として発表されたわけだしね。

そうなるといろんな噺家さんがでてくるわけで多様性がでて面白いわけですが、このこしらはまったくもっての規格外で面白い。
フジロックに出たり、レザーの着物を着てきたりと変わり者でちょっと胡散臭さも感じさせる。
そもそも落語をしらずに入門したくらいで、ウィキペディアでネタを調べて自分で構成したりもする。
だが逆に普通の古典に聞き慣れていると予想外の展開となって、アクシデンタルに面白い。
この日も「御神酒徳利」をあげていたが、通常と違いおかみさんが占いマニアだったり、大阪までの道中ではお稲荷さんの事件だけのはずが、道中泊まる先々で殺人事件がありなぜか毎度解決することになり、最後の大阪での夢枕に出るのがお稲荷さんじゃなく最初に出てきた亀だったりして予想外すぎる。
(それでもしっかり最後にはちゃんと着地点には着くのだが)

中入り後はネタおろしの新作もの。
桃太郎のはなしをロールプレイングゲーム調に結構シリアスに進めていく。
ところどころ古典落語ネタをちょっと振りまきつつもあったが、こちらはちょっと全体的に単調なイメージでありむむむ・・・という感。
しかも落ちは最後の大ボスの意外な正体が出てきてこれから・・・というところで今夜はここまでと寸止め。
もともとはこしら2時間以上の大ネタをダイジェストにしたものなんだそうですが、
せっかくあそこまで引っ張っといてあそこで終わるのはなんかねぇ・・・・
でも磨いてコンパクトにするとちょっと面白いかも。

ちなみにまくらは知る人ぞ知る名古屋の司馬問題と、テンダーというアプリについてとマニアックなものでした。
あと●らく師匠のファンの●らく右翼についてでしたな。

ところでこしらの弟子の仮面女子、1年前に名前の命名権をヤフオクに出しアイドルグループが落札し1年間限定でこの名前になったけど、1年経ったらどうするんでしょう?




ー山号寺号      立 川 仮面女子
ー御神酒徳利     立 川 こしら
---中入り---
ー大江戸ヒーローズ  立 川 こしら
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