任天堂が引っ張る形の相場
ポケモンGO バーチャルの世界と現実世界が合体したゲーム
やっている人はかなりワクワク感を持ってやっているのだろう。
人間が何か面白いことを見つけてやりだすと、それで幸せになる。
その原理が、分かり易く経済原理に働いた形。
単純に任天堂が儲かったとして、それだけで景気が良くなるほどの起爆剤になるとは到底思えないが、全然違う仕事をしている人の中にも、今回の 「ポケモンGO」 に関しては興味を惹かれた人も多いはず。
実際は単なるゲームにすぎないわけだが、地球上の秘境はかなり探検尽くされていて、旅行に出かけてそうした大自然を見ることはできるのだが、自分が新しいことを発見するわけではない。
ところが、日常の生活範囲に自分が追い求めているモンスターが見つけられたら、これは夏休みの昆虫採集よりも現実的で面白いゲームだと思う。
夏休みの昆虫採集って、紛らわしい昆虫の分類や、実際に捕まえるスキルが必要。
これは、子供にでもできる、といえばそれまでだが、気合を入れてやるほどのものでもない、と言ってしまえばそうだろう。だからと言って、一日だけ昆虫採集をしてみても大して成果が上がらないのは事実で、アブラゼミばかりが網に入ってもいまいち面白くないのである。
そんな、問題をバーチャルなモンスターを見つける、というゲームで解消し、自分の行動範囲、あるいはそこから少し外に出ていろいろ探してみる、という宝探し的な要素は多くの人を魅了しているはず。そして、そんな人間の本能に訴えるようなゲームの出現は、人類の楽しみ・趣味の中に新たなステージの存在が予見されるところでもある。
要は、海外旅行、といっても個人の力でできる事には限界もあって、多くの人は夏休みでも、近所の海に行ったり、山に行ったり、川で魚を釣ったり、という感じになるわけだが、それも、もう十数年も同じようなことをしてくると。
「あそこも行ったし、あの温泉にも入ったし、今年は何をしよう。」
「遊ぶにも、ネタ切れ。」
結局、家でだらだら動画でも見るか? という具合にはなりがち。
それ故、今まで動画の価値というのもそれなりにあった。
だが、しょせん画面の中の世界に入れるわけではない、これは本物ではない、という偽物で満足しているに過ぎない。
動画で海の波を見ていると、やっぱり海に行きたくなったりするものである。
が、そこで予算と時間と、そして行動力の問題に直面する。
これらの問題をクリアできている人は、それなりに人生を楽しんでいるのだろう。
それはそれで、結構だが、何かしらネックになっていてちょっとした旅行も満足にできないケースはある。
犬飼っていたり、のようなケース。
しかし、犬の散歩中でもポケモンが探せるのであれば、これは面白い展開だと思われる。
このゲームが波及する効果は計り知れない。
遠くへ行かなくても良い。
泊りがけでなくても良い。
ペットとか家にいてもある程度安心。(子ども・赤ちゃん・家族・親なども同様)
お金があまりかからないのでお財布に易しい。
他の趣味との両立が可能。
単なるゲームと言ってしまえばそれまでだが、ちょっとした時間に近所で、ポケモン探しながら散歩・買い物・送り迎えなどなど、
面白いではないか!
次に何が波及効果で伸びるのか?
傘が売れるとか、靴が売れるとか、地道にそんな波及効果もあるかもしれない。
不健康な人が健康になる、という効果があるなら経済効果はかなり大きい。
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日経平均は4日続伸、米株高・円安が支援 任天堂は大商い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4093411
[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸した。連日で最高値を更新した米ダウ<.DJI>などを背景に買いが先行。1ドル105円近辺へとドル高/円安に進んだ為替が追い風となり、堅調な値動きだった。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」への期待が続いている任天堂<7974.T>は東証1部の売買代金の17%を占める大商いとなった。
日経平均は前日までの3日連続高で値幅1100円以上の大幅上昇となっており、寄り後には戻り待ちの売りなどに押され小幅安となる場面があったが、下押し幅は限られた。米株高や円安など外部環境の改善を背景に投資家はリスクをとりやすくなっており、大型株を中心に買い優勢の展開が続いた。
そのなか任天堂関連や政策関連などテーマ株物色が活発化。前日比15%高となった任天堂の売買代金が4303億円と膨らみ、個別銘柄の売買代金として過去最高とみられる東京電力<9501.T>の4456億円(2013年5月21日)に迫った。「ポケモンGO」を共同開発した米Nianticに出資しているフジHD <4676.T>など関連株も活況だった。
松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「全体相場の戻りに一服感が広がるなか、個人投資家や海外短期筋、証券会社の自己売買などさまざまな投資家が任天堂などの材料株に一極集中している」と指摘した。
ほか、光村印刷<7916.T>やナカバヤシ<7987.T>、図書印刷<7913.T>、共同印刷<7914.T>など印刷関連銘柄が上昇。天皇陛下が生前に皇太子殿下へ譲位する「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示していると報じられ、皇位継承時には元号が改められ、関連需要が生じるとの思惑が広がった。
半面、ガリバーインターナショナル<7599.T>がストップ安。三菱自動車工業<7211.T>やスズキ<7269.T>の燃費不正問題に伴う中古車オークション相場下落などを背景に2017年2月期の連結業績予想と配当予想の下方修正を発表し、嫌気された。
東証1部騰落数は、値上がり1119銘柄に対し、値下がりが696銘柄、変わらずが152銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 16385.89 +154.46
寄り付き 16242.20
安値/高値 16229.26─16398.73
TOPIX<.TOPX>
終値 1311.16 +10.90
寄り付き 1301.13
安値/高値 1299.53─1312.43
東証出来高(万株) 205377
東証売買代金(億円) 24920.19
(杉山容俊)
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