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つい最近ですがそのお友達が書かれたご本や、編集に関わられたご本を頂戴しました。
2冊とも素敵なご本なのでご紹介します。
衛藤夏子さん(船団の会)が編集に関われた「坪内稔典百句」(稔典百句製作委員会・編)
です。俳人・坪内稔典氏は俳誌「船団」の代表ですが、ご専門は日本近代文学で、特に
正岡子規や夏目漱石に関する研究でも著名な方です。
最近の芸能人では誰が好きですかの問いに、「阿川佐和子さん」と答えるなどユニークな
坪内先生、大学時代にはパチンコが大好きだったという逸話も残っています。
最近は第十二句集「ヤツとオレ」を刊行されていますが、まだ72歳の坪内先生です、これ
からのご活躍を期待しながら、私もこのご本を読ませていただきました。
長谷川照子さんが書かれた「愛しの貴婦人ヴィエト ナム号」(新風舎)は、海外渡航の交
通手段が、海路から空路に替わろうとしていた時代、海路の殆ど終焉時代の定期客船で
の船旅の模様を書かれたものです。
1964年に横浜港からフランス郵船極東航路(日本側から言うと欧州航路)の定期客船『ヴ
ェトナム号』で、33日もかかってフランス南部のマルセイユ港へ。それからホームスティ先
のハンブルグへ行かれています。
大きなユースホステルや、スイス・グリンデルヴァルトのユースホテルで、初代日本人スタ
ッフとしてアルバイトをしながら、ヨーロッパ中を旅行されたそうです。旧西ベルリンにも3年
間住まれたそうで、長谷川照子さんは、「私は元祖日本人女性ヒッチハイカーであると自負
しています」と仰っておられます。2003年の発行ですが、素敵なご本です。
PS: 去年の本日、6月18日が拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」の発行日
でした。早いものでもう1年が経ちます。
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