昨夜、椅子に座ったままで寝落ちしたので、朝起きて、メガネを探す事から始まった。
仕事の後、今日は桜木町で夕食、その後、ブルク13で映画2本。
1本目は「機動戦士ガンダム サンダーボルト」。
これは「機動戦士ガンダム」の1年戦争末期、サイド4空域での戦闘を描いたコミックのアニメ版。
設定は紛れもないガンダムなのだけど、絵柄は思いっ切り劇画タッチで、描写の方も、戦闘のプレッシャーに耐えかねて薬物に逃避するとか、ジオン軍は手足が欠損した戦傷兵部隊とか、戦争のネガティブ面を色濃く出したもの。
モビルスーツ操縦時、主人公はフリージャズ、対するジオン軍兵士はオールド・ポップスを流しているなど、音楽設定も渋いもので、さしずめ「大人向けガンダム」と言う処か。
上映時間のせいで、戦闘シーンばかりの一本調子となってしまったのはいささか残念だが、これはじっくりドラマを見せて欲しい出来で、なかなか楽しめた。
2本目は「二重生活」。
これは小池真理子の小説を映画化したもので、哲学科大学院生の珠が、人間の「実在」を考えるため、無作為に選んだ他者を尾行する・・・と言う話。
珠を演じるのは門脇麦で、この子は本当に内面に闇を抱えた少女を演じさせると嵌まる。
また、同世代の女優の中では脱ぎっぷりもダントツだ。
物語は、他社の私生活を覗き見る背徳とスリル、それで好奇心をくすぐると共にサスペンスを盛り上げ、哲学的な味付けをしつついささか辛辣な人間考察に至るもので、これはなかなか見応えあり。
後味も決して悪くない、満足の1本だった。
さて、今日はちゃんとベッドで寝ないと・・・
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