宝塚さんがやって来た。
「大丈夫でしたか？」 (´・ω・｀)
「あ、知ってましたか」 Σ(・_・)
「心配しましたよ〜」 ('・_･` )
「心配した？意外だなー」 (@_@)
「心配しますよ」 (｀・ω・´)ｂ
「俺、憎まれ口しか叩いてないのに・・・」 (^。^;)
我輩は救急センターに入院したのだ。
先日、恐るべき症状が舞い降りた。
我輩は６年前に脳梗塞を発症していて、その時の症状が現れたのだ。
平衡感覚が失われる眩暈と激しい嘔吐。
当時は飲み会の後だったので、酷い酔いだなと思って一夜を明かしたが、
朝起きるとものの見事に左半身が動かなかった。
これはただ事ではないと思いタクシーを呼ぶ事に。
（救急車を呼ぶのは意識がある限りしない。大事になるのが嫌いなのだ）
電話を掛けると自分がまともにしゃべれない事に気付いた。
病院に着くと緊急入院。脳梗塞の診断が下された。
という経験があるので、今回はこれはやばいとすぐさま病院へ。
一度、脳梗塞を起こした者は再発しやすいと聞いていたので、ついにきたか？と
なかば諦めの境地へ。
救急センターに行くように案内され診察。
即入院と相成った。
CTの結果は脳梗塞では無いとの診断だったが、MRIで調べない限りは安心できないらしい。
それよりもカリウムが８近くあるのが問題だと言う。
有無を言わさず緊急透析。
脳梗塞というよりもカリウムが原因じゃないかというものだった。
その旨を透析クリニックへと連絡が行ったらしい。
「カリウムの値が問題だったみたいです」 (´・ω・｀)ｂ
(｀・ω・´)
「・・・・・」（´･ω･）
「干し柿ですね」 (｀・ω・´)
「いやいやいやいや、○○さんに干し柿はやばいと言われてから
これまで１個も食べてないですよ！」 ��(ﾟ◇ﾟ;)
「むう」 (｀・ω・´)
「干し柿を我慢する事を伝えたら、○○さんは語り始めました。
ストアで売ってるの見たと・・・」 ヾ(`◇´)ﾉ
(´・ω・｀)
「大きいのやら小さいのやら色んな形の干し柿がたくさん売ってたと・・」 ヾ(`◇´)ﾉ
「私、そんな酷い事言いました・・・？」 (^。^;)
「く〜〜〜〜っ！と思って、その日から１個も干し柿食べてません！」（｀ェ´）ﾋﾟｬｰ
「ひ、ひぃ・・」 (^_^;)
１０ヶ月も前の不満をぶちまけた私はすっきりした煌びやかな笑顔を浮かべていた。
初めてこの人に勝ったという優越感と雪辱を晴らしたという解放感を得た。
ただひとつ気になるのは申し訳ないという表情を一切せずに彼女は終始笑っていた事だった。
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