2014年4月に安倍政権下で消費税が5%から8%に上がりました。
これが1000兆円（１万円札の札束で厚さが10000�辧畸狼紊�1/4周分）の財政赤字を背景とした日本の虚飾の生活に終止符を打つ第１歩のはずでした。
安倍政権下で増税されたと書きましたが、実は（当時）民主党の唯一の信頼できる野田首相が、自民党・民主党にかかわらず新政権が「増税と議員定数削減」をペアにして実施することを前提に、敗北覚悟で衆議院を解散したということを考えると、実際に勇気ある増税に踏み切ったのは往時の野田首相です。
その後に１年半後の再増税の「2017年4月への先延ばし」と「アベノミクスへの信任」のアリバイ工作として2014年11月衆議院を解散、12月に選挙を実施しました。その時私は「白票」を投じました。最下段は往時の私のコメント（「白票のススメ」）とその補足説明です。
ところが今般は、１度目の増税に野田首相の「ふんどし」を借りた安倍首相は、明確に約束した2017年4月の再増税を再度2年半延ばして自分の任期後にすることで、実質自らは約束の「増税」も「議員定数の削減」も実施しないと宣言しているようです。今となっては、前回に「白票」を投じていたおかげで呵責の念をいだくこともなくホッとしています。
折しも、米国大統領選挙ではトランプ氏とクリントン氏とが不人気争いをしていて、その「受け皿」」して第３の政党「リバタリアン党」からゲーリー・ジョンソン氏が出馬するそうです。
一方日本では、7月の選挙が参議院選挙だけになるしろ、衆参両院の同時選挙になるにしろ、残念ながら相変わらず私の投票先の「受け皿」がないようなので、またまた「白票」を投じることになりそうです。
（本文おわり）
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下記と写真は前回の衆議院選挙時(2014年12月)に掲載した私のコメントとその時の私の補足説明です。
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＜白票のススメ＞
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1936295455&owner_id=25116933
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今回の衆議院選挙は・・・
(1)大義なき解散とアベノミクスのアリバイ工作に加担しないため与党にNO！
(2)政権担当能力のない野党にNO！
(3)多すぎる議員定数にNO！
(4)棄権にNO！
・・・ということで、選挙権を行使し「白票」を投じました。
おかげで良心の呵責はなく心は晴々しています。
ただ勝馬投票券（＝馬券）に投票慣れしているギャンブラーとしてはちょっと物足らないといった感じもします。（本文おわり）
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[補足説明]
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935423892&owner_id=25116933&org_id=1936295455
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不信任案を突き付けられたわけでもなく、消費税再増税の先延ばしが必ずしも法律違反というわけでもないのに、安倍首相が理由もなく衆議院を解散した。
解散後の、まるで選挙演説のような記者会見によると「アベノミクスへの賛否を問う政権選択解散」だそうだが、与党の議席目標は現有議席の2/3超（326議席）を大幅に下回って過半数(238)で良いそうだから益々理屈が分からない。
「アベノミクス」に自信があれば、現有議席のままで記者会見のような議論をどんどん進めればいいのだが、よほど自信がないのがその実態のようである。
政治を逆戻りさせた民主党の実績を見る限り、余程のお人好しでない限り野党に政権を託すわけはない。それを見越して「アベノミクスを取るか、野党を取るか」というわけである。
結局は余り自信のない「アベノミクス」が上手く行かなかった時のために「予めの国民の言質をとっておく」というのがその目的のようである。
それでは、野党には頼れない、また与党にアベノミクス失敗時のための言質を与えるのは御免だという私のような有権者はどうすべきか・・・
与党にも野党にも投票したくない、とはいっても民主主義国家の国民の権利である選挙権の棄権はしたくない、とすると選挙で「白票」を投じるしかない。幸い「白票」は投票率に反映される。
またそもそもが、議員自ら身を切って（＝衆議院議員定数を削減して）消費税増税を行うという約束は全政党により見事に反故にされているから、白票は「議員不要」という意思の表れともなる。
また「白票」を投じる場合には、ブースに行って記名をする必要がないので、受け取った投票用紙をそのまま投票箱に入れることで、少なくとも白票投票者がいることを直接立会人や他の投票者へ示すことができる。
ということで、今般の選挙では是非できるだけ多くの有権者が白票を投じることで、与党野党双方にNOを突き付けて欲しいものである。
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