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2016年04月03日09:30

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菜根譚「些細なことで人を責めてはいけない」




人の小過を責めず、
人の陰私を発(あば)かず、
人の旧悪を念(おも)わず。

・・・・菜根譚前集105

以下、守屋洋監修「菜根譚の教え」より。

「小過」とは小さな過ちのこと、「陰私」とは人に知られたくないこと、そして「旧悪」とは過去の悪い行いのこと。

他人に関するこの三つは、なるべく触れず、ことさらに糾弾しないことが、人徳を高めるうえで大事であると「菜根譚」は説いています。

想像してみてください。あなたの些細な行動を、いちいち他人に咎められたらイライラしませんか。知られたくないプライベートを暴露されたら、不快に思いませんか。とうに終わった過去の過ちを掘り返されたら、腹が立ちませんか?

誰だって、そんなことをされるとイヤですよね。

「己の欲せざる所は人に施すなかれ」と孔子も説いていますが自分がされてイヤなことは、他人にしないようにするのが賢明でしょう。

他人の怨みを買って得することは一つもないどころか、損でしかないことをよく」覚えておきたいものです。

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