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2016年03月31日11:40

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宇宙に外側はあるか <読書メモ>

松原隆彦著 光文社  新書 2012年刊

前回アップした「宇宙はどうして始まったのか」と同じ著者の前の著作。
観測機器の進歩により研究が日進月歩のこの分野で4年前の著書は古いともいえる。

「宇宙に外側はあるか」、という刺激的なタイトルではあるが、このことについてはほとんど述べられていない(現代の科学では解決できない命題?)が、「宇宙」について根源的なところについて内容なので読んでいてとても面白い。

このような専門的な内容の一般向け解説書を読むのは学問のつまみ食いみたいなもので学問の本当のことは分からないのだけで分かったような気にさせてくれる。


この本で印象に残ったのは、もし物理法則がこの宇宙のものとほんの少しだけでも違ったらこの宇宙に生命は誕生しなかったという「宇宙の微調整問題」について述べられた、
「この宇宙は生命活動にちょうどよい第5章-8」「炭素が存在するというありえない偶然第5章-9」「この宇宙が存在するためのありえない微調整第5章-10」の3つの節。

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