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2016年01月19日22:40

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「同一労働同一賃金」を実現=安倍首相、施政方針演説で表明へ

■「同一労働同一賃金」を実現=安倍首相、施政方針演説で表明へ
(時事通信社 - 01月19日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3811113

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安倍晋三首相が22日に行う見通しの施政方針演説の骨格が19日、固まった。雇用形態にかかわらず、職務内容に基づき同じ賃金を確保する「同一労働同一賃金」の実現を目指す方針を打ち出す。賃上げの拡充と併せ、アベノミクスの果実の国民各層への浸透に努める姿勢を示す。また、夏の参院選での争点化を視野に「憲法改正の国民的議論を深めたい」との意向を明らかにする。

 首相は演説で、1億総活躍社会、経済、地方創生、外交の四つの重要課題に挑戦する決意を示す。

 1億活躍関連では、「同一労働同一賃金」を目玉の一つに据え、正規雇用と非正規雇用、男女の間の賃金格差解消を図る方針を掲げる。労働界や野党側も実現を訴えてきたテーマに本格的に取り組むことで、参院選での支持拡大を狙う。

 また、妊娠や出産を理由に退職などを迫る「マタニティーハラスメント(マタハラ)」防止のための施策を推進する考えも示す。

 外交政策では、5月に開催する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の議長国として対テロなどの議論を主導したいとの意向を表明。昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意は「最終的かつ不可逆的な解決」だとして理解を求めるとともに、韓国を「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」と捉え、一層の関係改善に努める考えを示す。

 昨年大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)について、首相は日本経済の持続的な成長につながると強調。攻めの農業への転換など国内対策に万全を期す方針を説明する。消費税の軽減税率についても「逆進性の緩和」といった導入の意義を訴える。 
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同一労働を同一賃金にすると何がおきるか。当然ながら、生産性を向上させようとする働きが、ここにも影響を及ぼす。

すなわち労働者にとって、最低の労働で最大の賃金を得ることが生産性の向上である。そして賃金が統一されるならば、日本の製造業、サービス業、ほかあらゆる業種において、もっとも程度の低いレベルに合わせて労働する基準が設定される。

頑張ったAさんと手を抜いたBさんが同じ賃金ならば、AさんはBさんと同等の労働を提供しようとするのは自明である。

つまり社会主義的生産性を国内で目指す施策である、としか思えない。当然ながら、製造業、サービス業は細部に魂が宿る部分があって、ほんの小さなこだわりが底上げするレベルの高さというものがある。

たばこの火をつけるのにもどれだけの小さなこだわり、気配りがあるか。それらをこの政策は市場から駆逐するだろう。小さなこだわりが評価されないのなら、それを行う理由がない。

ほとんどこの国の製造業、サービス業は全滅することになる。そのうえで何が残るのか。資本家だけが利益を上げられる仕組みを作ろうとしているようにしか見えないが、どうも根幹から切り倒そうとしているようにしか見えない。

労働市場が競争を失い、最低レベルに合わせる考え方が充満したときに、この国に何が起きるのか、過去の歴史でさえ一切味わったことのないような、根幹の破壊がおきるのではないか。少なくとも労働市場は停滞するだろう。

この国が長い間培ってきた美点が失われるだろうと思うのだ。

それは資本主義さえ破壊されることになるだろう。そういう筋悪の手に思えるのだが、はて。。。

お国の偉い人が壮大な社会的実験をしようとしている。命までなくなるとは思えないが、二度ともとに戻せないくらいの破壊が起きなければいいのだけれど。。。

どうも安倍首相は未来像は力強く語るが、そこへ至るまでの道筋とか手順は示していないように思えるんだがなぁ。

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