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2016年01月14日17:47

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【本物】ヤクザは拳銃を持たない？実態に迫る映画が公開中

■【本物】ヤクザは拳銃を持たない？実態に迫る映画が公開中
(しらべぇ - 01月14日 16:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=3803151

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東海テレビ放送

暴力団対策法が布かれ20年、ピーク時には18万人にものぼったと言われるヤクザは、ここ数年で6万人を割った。そんな斜陽の一途をたどっているように見えるヤクザは、今、いったい何を考え、どのように暮らしているのだろうか？

昨年、東海テレビでドキュメンタリー番組として放送された『ヤクザと憲法』が劇場版に再編集され、現在映画館で上映されている。

■実録ではなく「本物」

大阪府堺市のとある住宅街。その一角にたたずむ一見なんの変哲もない建物。しかし、よく見ると何台もの防犯カメラが設置され、物々しさを醸し出している。ここは指定暴力団のひとつ、「二代目東組二代目清勇会」の事務所だ。

重厚な鉄の扉を開けて取材クルーが入る。取材の取り決めは、以下の3つ。

①取材謝礼金は支払わない

②収録テープ等を事前に見せない

③モザイクは原則かけない

そうして密着すること約100日。カメラはヤクザのリアルな実態を浮き彫りにしていく…。

■ヤクザは拳銃を持ってない？

東海テレビ放送

事務所内はいつも、誰かのふかすタバコの煙でいぶされている。金勘定をする男に、クルーはこうたずねる。

クルー「なんのお金ですか？」

男「シノギですわ。高校野球の…」

出所したばかりだという「部屋住み」の男が、事務所の中を案内する。寝室には怪しげな形状の長細い大きなビニールバック。部屋住みの男は、知人にもらったテントだと言う。そこで、監督が質問する。

監督「マシンガンとかじゃないんですか？」

男「そんなわけないじゃないですか！」

監督は、さらに斬りこんだ質問をしていく。

監督「拳銃はないんですか？」

男「あるわけないじゃないですか」

監督「じゃあ他の組が攻めてきたらどうするんですか？」

こうした茶番とも言える質問に逆ギレされやしないかと、見ているこっちが冷や冷やしてしまうのである。

■二代目組長へのインタビュー

東海テレビ放送

カメラは、二代目清勇会会長・川口秀和へも肉薄する。彼は1985年に起きたヤクザの抗争事件で、15年の実刑判決を受けた。巻き込まれた一般人の女性が死亡したこの事件は、暴力団対策法のきっかけを作ったといわれている。

夜のネオン街を一人練り歩く会長が、馴染みの小さな居酒屋に立ち寄る。彼がヤクザの親分であることを知っているという居酒屋の女将に、監督が質問した。

監督「怖くないんですか？」

しゃがれた声の彼女は一笑し、こう答えたのだ。

女将「ヤクザが怖かったら新世界で生きていかれへんで。この人らは守ってくれる。警察は何にも守ってくれへん」

■強いのは権力か？　アウトローか？

東海テレビ放送

詐欺未遂のかどで組員が捕まり、清勇会事務所にガサ入れが入る。刑事たちは法の番人たる出で立ちで、こざっぱりとしたスーツに身を包んでいる。

しかし、ヤクザ相手にならばいざ知らず「カメラ止めろ！」と取材クルーをどやしつける姿に、「正義の味方」たる面影をみるのは難しい。

■はたして彼らに人権主張の資格はあるのか？

銀行口座がつくれない。子供が幼稚園に通えない。保険に入るために提出する書類には「暴力団関係者ではない」ことを申告する欄が設けられ、もし嘘の記入をすれば、詐欺罪で逮捕されてしまう…。

暴力団排除のために、司法が社会に仕掛ける罠は巧みだ。本作は、ヤクザは割に合わない、まさに因果な稼業であることを十分に見せつける。

終盤、監督は川口会長に切り出す。

会長「ヤクザをやめればいいっていう人もいると思うんですけど…」

その言葉に対する川口会長の返答に、そこはかとない悲壮感が漂うのだ。

現在を生きるリアルなヤクザの姿を記録した貴重な本作。その映像を是非劇場で確かめてほしい。現在はポレポレ東中野などで上映中。全国でも、順次公開の予定である。

参考リンク：『ヤクザと憲法』公式サイト
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基本的にやくざや暴走族のようなものは、現行犯逮捕、即射殺でも構わないと思っている。もちろんこれはフィクションの世界での話だ。

実際のところを考えれば、例えばAIが発達してあらゆる場所に監視カメラを設置し、人間にマイクロチックを埋め込み、AIで行動を監視する社会がきたとしても犯罪はなくならないだろう。

しかしそういう社会において犯罪は撲滅できないとしても、法から逃れることは不可能である。どこで誰が何をしていたかをすべてトレースするので、裁判が始まれば、有罪から逃れる可能性はほとんど０に近い。

そういうすべてを白日の下にさらす社会に果たして人間が耐えられるのかは知らない。だからきっと重犯罪以外は、こういうシステムも干渉しないのだろうと思われる。

いずれにしろ、こういう反社会的組織というのは、そういう世界が来るまでは撲滅などできないのだから、残った問題はどこで線引きをするかという話になる。

仮に、世界中に反社会的組織がやくざしかいないのであれば、撲滅しても構わないじゃないかという話は説得力がある。しかし、こういう組織はどの国にもあり、当然ながら国際化しているのである。

つまり日本のやくざを撲滅するという事は、中国マフィア、ロシアマフィア、アメリカマフィア、等々、各国のマフィアに市場を開放するという意味である。そうでなくとも、移民だの外国籍労働者を受け入れようなどという方向で議論している国である。

入国審査など甘い。一般の人々、外国籍の人とさえ、市民がデモをするような社会である。裏社会で何が起きるか。想像できるわけがない。

さらに言えば、しょせんは警察とは表の組織であって、夜の世界のすべてをつかんでいるわけではない。当然ながら力は圧倒的であるが、それゆえに法による縛りも強い。

となると、蛇の道は蛇というべきであろう。つまり日本のやくざが健在な間は、他の国のマフィアはさほど大規模な存在にはならないだろうという想像はそんなにむつかしくはない。

もちろん、そういう状態が健全とは言わないが、そういう効力がある以上（いや、本当にあるかは知らない。それは大学で誰か研究して）、あるとすれば、それを無視してよいはずがない。

だからといってこういう組織が巨大になる過ぎるのも困る。では適正サイズはどこにあるか、またどういうしのぎまでは許し、どういうしのぎは基本的な刑法でさばき、どこから先は発見、即射殺という対応をするかという線引きがいるだろう。

いくら蛇とはいえ、手足を自由にさせるわけにはいかないのである。すると暴対法のような強力な法律は必要だが、それをどう開け閉め調節するかは警察の運用ということになる。

やくざがいることよりいないことのデメリットがメリットを超える分岐点を模索しているともいえる。そういうお互いの妥協点や、健全なしのぎというような部分を見つけ出す努力が必要だろう。

そしていつものことだが、ラインぎりぎりでの攻防というのが、起きるわけである。ここまではいいと言ったじゃないか。いいや、これはダメだ。なら裁判であらそう、みたいな話である。

いずれにしろ、無条件に排除するという考えには同意できない。僕は人間をそこまで健全さという考えを信じていない。ただし、それはやくざに同意するという意味ではない。そうだな、自分がスターリンになったらみなごろしにしてやる気元気ベッキー満々の神奈川県警とやくざはほぼ同列で嫌いだ。

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