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2015年12月17日19:18

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【美術】「建築家 フランク・ゲーリー展」

皆様、お今晩は。21_21 DESIGN SIGHTにて来年の2月7日迄開催中の「建築家 フランク・ゲーリー展」に行って参りました。その感想です。


世界的に活躍する建築家 フランク・ゲーリーは、世の中に衝撃を与えたビルバオ・グッゲンハイム美術館をはじめ、昨年開館しルイ・ヴィトン財団など、半世紀以上にわたり建築の慣習を覆し、世間の常識に挑戦する作品をつくり続けてきました。

見る者を圧倒し、人々の印象に深く残り続ける--その誰にも真似できない建築は、どのように生まれるのでしょうか。展覧会ディレクター 田根 剛は、ゲーリー建築の中に世界を変えることのできる「アイデアの力」を見出します。つくっては壊し、またつくり続けることで生まれる数多くの模型や、アイデアの実現に不可欠なテクノロジー、またゲーリー自身の言葉を通して、アイデアが生まれる背景や完成までのプロセス、建築家の変わらぬ信念と力強い姿勢をひもといていきます。

訪れる人々に驚きと発見と感動をもたらす建築家 フランク・ゲーリーの「アイデア」、またそれを実現しようとする彼の姿勢は、建築家や建築に携わる人のみならず、デザインやものづくりに関わる多くの人たちに、自由に発想することの歓びと挑戦し続ける勇気を与えてくれるでしょう。

たまたま昨日の勤務中に芸術新潮2001年9月号の「安藤忠雄が語る ル・コルビュジェの勇気ある住宅」を読んでいただけに興味深い展覧会となりました。

今回の展示で印象深いのは代表作である建築物であるルイ・ヴィトン財団やウォルト・ディズニー・コンサートホール等の模型のみならず実際の建造物の映像を壁面に照射して実際にそこに居るかのような錯覚さえ起こさせるのと、今回の展示では本人が作った椅子に実際に座ることが出来る等サービス盛りだくさんでして、何時もどおり写真撮影ビシバシOKの有難い対応でございました。

展示物そのものよりも、そこから導きだされる個々のアイディアを楽しむ場所として自分は楽しみましたし、何でこんな妙ちくりんな建物を建てるのか?と言うことを考えてみるのも一考。

ですが、建築物と言うものは、建築家の意向だけでは決して完成されるものではなく、施主の意見や周囲の声、そして許可が下りるかどうか。最後に納期と予算の問題等の様々なハードルがあって「建ててナンボ」の世界なのであります。

それを考えてドローイングから始まって模型に至るまでの試行錯誤がより一層面白くなるものと信じております。

http://www.2121designsight.jp/program/frank_gehry/
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