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2015年11月25日14:04

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リカンベント・トライクの構成

三輪車は、前を二輪とするか後を二輪とするか、或いはサイドカーなどのそれ以外の配置とするかなどの車輪の配置の違いがあるが、もうひとつ傾いて曲がるタイプと言うのがある。

曲がるときに二輪と同じように傾くのは、重心をコーナーの内側に寄せることで安定性を得る目的だ。
ただし、傾きを何らかの方法で制御しないと、三輪ある意味もなく倒れてしまう。
停止時及び低速時は三輪車として、高速時は二輪車として走る。というトコロが狙いとなる。
そういう狙いからすると、以前に検討したランディングギアつきと似たような考えとも言える。
あれよりはずっとマトモそうに見える構造だが。w

通常の傾かないトライクと比較したときの利点は、幅が小さくても安定が得られると言うところだろう。

これはママチャリ系にもあるし、エンジン付きのバイク、小出力のコミュニティビークルなどにも採用されている。

https://www.google.co.jp/search?q=Leaning+Trike&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiBrobB16rJAhWCoJQKHTamBM8QsAQIHQ&biw=1474&bih=770

この中にも前二輪、後二輪(或いは四輪)の区別があるが、そのやり方も大きく二つに分かれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF#/media/File:TRIKELICENSE2.jpg

この図は、オートバイの三輪の免許区分に関するモノでこの図のようなのは、普通のバイクとして扱う。逆に傾かないタイプは、普通免許でヘルメットは法的には不要だ。

右のタイプは二輪の側の車輪が傾かない。ホンダのジャイロXはエンジンユニットごと地面に対し傾かないで、それ以外の部分が傾く。ちなみにこの機構を制御する部品にナイトハルトカムというエラストマー部品が使われおり、これが劣化すると復元力が足らなくなる。傾いたまま走ってるのは大抵ソレだ。w

ヤマハのトリシティとかは前輪が二輪で、その二輪ごと傾く。
というか、ジャイロXのように車体の一部が回転するのではなく、車体全体が傾く構成となっている。
この形式は傾くために特別な装置を搭載するのではなく、長いストロークのサスペンションがあれば実現しやすい。もっとも傾く際にはスムースに動く必要があるから何らかのシカケが必要なのは同じなのだが。

これをリカンベント・トライクに置き換えてみると…最初の検索「Leaning Trike」の結果にも多数出ているが実に様々なトライが行われている。
フルカバードのベロモービルも結構多い。幅を小さめにしても安定がとれるので、空力的にやや有利か…

ジャイロXのように二輪部分が地面に対して固定なら比較的ましだが、全体が傾くタイプは駆動するにせよ、操舵するにせよ結構めんどくさい機構が必要になる。そこらへんが普及しないポイントかな…



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