時事通信によるとロシアの作曲家、イーゴリ・ストラビンスキーが作曲、
100年間所在不明だった重要な作品が、露サンクトペテルブルク音楽院で見つかったそうです。
ロシア北西部の都市サンクトペテルブルクの最高峰の音楽学校のストラビンスキー専門家は
ストラビンスキーが1908年に作曲、紛失を悔やみ、
自身の初期の最高傑作の一つとみなしていた葬送曲が、
本校の書庫で奇跡的に発見されたと語りました。
施設の移転に先立ち、司書がそれまで見過ごされていた楽譜を整理していた際、
この12分間の管弦楽曲を発見。
すぐに葬送行進曲のオーケストラスコアと確認。
この葬送曲は、ストラビンスキーが作曲の指導を受けたロシアの作曲家、
ニコライ・リムスキー・コルサコフを追悼して書かれた作品。
曲が演奏されたのは1度きりで、ストラビンスキーは後に、
1917年のロシア革命の際に楽譜が行方不明になったことを悔やんでいたそうです。
ストラビンスキーは、1910年にバレエ曲「火の鳥」により名声を高めましたが、
この作品は以前のものだそうです。
ストラビンスキーは自身の最高傑作の一つとみなしていたようです。
学院には膨大な数の音楽作品が未整理のままで、書庫に埋もれているかもしれないそうです。
ストラビンスキーは日本でも有名ですが、私個人としては「春の祭典」が好きですね。
追悼されたコルサコフは、映画「グリーンホーネット」のタイトルに使われて有名ですね。
コルサコフの葬儀で演奏されたきり、
一度きりでも良かったのかもしれませんね。
アントワーヌ・サン・テグシュペリの乗機が地中海の海底で見つかった時のような感覚です。
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