今日は、従妹がお見舞いに来てくれた。
職場が近くにあるとはいえ、ありがたいことである。
しばらくハハと三人でいろいろ話をしていたら、ハハが 「王子が来てくれたで」 と突然言った。
普段、誰かがお見舞いにきてくれたときは、「いつ、誰が」 ということが、ちゃんと分かるように教えてくれるので、ワタシはてっきり先週末に彼が鯛焼き2つ持ってふらりとお見舞いに来てくれたことを言っているのだと思った。
なので、従妹に 「鯛焼き持ってきてくれてんて」 と説明すると、それにかぶせるようにハハは「二匹持ってきて、一匹食べて帰りよった」 と言ったのである。
いいではないか。 ハハは鯛焼きを二匹も食べることはないのだから。。。
その日のリハビリの内容は忘れていても、お見舞いに来てくれた人の名前は覚えている・・・不思議だ。
* * * * *
従妹と別れて家に帰ると、王子から電話がかかってきた。
王子 「これから行くから!」
ワタシ「なにしにくる・・・(ツーツーツー)・・・の・・・」
ほどなく王子がやってきた。
ワタシ「何の用事?」
王子 「クーに会いにきた。それと勉強! あと今日オバチャンとこ行ってきたで。」
ワタシ「あら。今日もオバチャンとこ、行ったってくれたん? ありがとう。」
喜びたおすクーちゃんと「オマエはかわいいのう」とラブラブの王子である。
ハタチになった王子は、そろそろ大人らしい話もしてくる。
周囲の大人は何かを言葉で教えたことはあんまりないと思うのだが(そういうことは身についてない)、物の考え方とか判断の仕方はとても普通だ。
いわゆる「ネトウヨ」ではない。 でも微妙にユニーク。
いい意味でおもしろい人間に育ったものだと思う。
ハハの話題になって、ハハの話をいろいろしているうちに、「リハビリのとき、すごく大袈裟に痛がるよね」という点で話が一致した。
ワタシが 「もうさー、顔中、縦横にシワ寄せて、『イタイイタイ』って言うやろー? あの顔見せられたら他人さんは 『もっとやってください』 とはいわれへんよなー」 と、ワタシがオニの発言をすると、大爆笑した後、「骨折したら痛いのはわかるねんけどな、あれはな・・・」と言っていたので、王子も 「こちらが受ける印象ほどは痛くないのではないか」 という疑惑を持っているようだ。
とにかく、骨というものは外からは見えないものなので、本人の申告しかないわけです。。
圧迫骨折なんて治ったところで元通りの形になるわけでもなし。
でも、その「イタイイタイ」の後、ベッドに寝転がって足上げ腹筋されたりすると「ほんっとーは痛くないんでしょ!」と言いたくなるのだ。
ワタシ、でけへんもん、足上げ腹筋。
あとね、王子が勉強するのにもってきた(しなかったけど)フランス語のテキストをパラパラ見てたんだけど、じぇんじぇん分からなくてショックでした。。。
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