「ターミネーター 新起動」見たッ!
すげぇ!
すげぇ珍味!
ものすごい「変」パワー!
しかし、この珍味は決して、マズくはないのだ!
まともなツマラない映画より、妙ちくりんな楽しい映画!
俺はアリだな!
二時間ずっとニヤニヤしながら楽しめた!
作り手の、ターミネーター大好きオーラを浴びながら。
前半40分くらいは、「ターミネーター版、バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」みたいなノリで、凄く普通に面白いんでるよ。
えっ、お馴染みのあのシーンでコレやるか?みたいな。
この映画、どうなっちゃうんだと思ったら、中盤から、物凄い勢いで、横滑りしてくの。
とにかくさ。タイムパラドックスや、パラレルワールドの設定をいじくりまわした結果、「いやその設定変えたらターミネーターじゃねぇだろ」みたいな所に踏み込んじゃってんだよね。
その結果、子供を産んだ記憶のない母と息子の話というか、誰も殺されてないのに復讐する話みたいな変な話になってんだよ
普通なら、もう救いようがない迷走っぷりと、横滑り感覚を、
笑っちゃうみたいに派手なアクションと、愛溢れる「シュワちゃん&ターミネーターあるあるギャグ」で乗り切る。
なんだこの映画(笑)。
死ぬほど金のかかった新春隠し芸大会か(笑)
「ターミネーターあるある」とか、「シュワルツェネッガーの奇行」とか、過去のシリーズを見た人をニヤリとさせる事には、物凄く頭や労力使ってるけど、それ以外は物凄くザルだよね。
そこが「ターミネーター愛以外は、何もない」清々しいまでの偏りになってんだよなあ。
もう途中から、何のために戦ってんだかより、頑固なターミネーターパパは、若い二人の交際を認めるのか、みたいな方にハラハラドキドキがの対象が移行しちゃってるしさ(笑)。
ターミネーター大好きサークルが作った同人誌みたいな映画だったよね。ゆえに、憎めない。
俺は、この映画ありだけど、確かに「シリーズ完結編」とか「シリーズ最終章」の座は、やっぱり今回も「2」からは奪えなかった印象。
ただ、「ターミネーターを大好きな人が、ターミネーターを大好きな人に向けて作った映画」としては、支持します。
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