ウチはもともと4人家族だった。
最初にイモートが結婚して家を出て行った。
次にチチが死んだ。
イモートがいなくなったとき「あ、一人いなくなるだけでこんなに違うのか」と思った。
イモートは割りと自分の部屋にこもっていたから「声が聞こえない」とかいうのではない。
なんというか・・イモートの気配がしないだけで、こんなに家の中の空間が違うのか・・とビックリしたのを覚えている。
チチが死んだ後は、当然だがそんな程度ではすまなかった。
魂が抜けたようなハハと二人で(王子親子に力をもらいながら)生活してきた。
主を失った家の中は、イモートのときとは比べ物にならないくらい広く感じられた。
ハハは仏間で寝るようになり、1階にあった両親の寝室は『倉庫』と化した。
そんでもって今、ハハが入院してウチの中にはワタシとクーちゃんだけである。
もうこうなると「広い」なんてもんじゃないw
パソコンに向かっていると「やっぱ、一人だと広すぎるよなぁ〜、ハハが死んだらいつ頃までここにいてるんかなぁ。クーちゃんを室内飼いさせてくれるマンションってあるのかなぁ」と思ったりする。
* * * * *
んでね。
もともとこのウチは木造で、結構風通しがいいので乾燥しているせいか「ピシッ!」とか「ぱしっ!」とかいう音がよくしてたの。
しくわし。
今回ハハが入院してから、別の音が聞こえるようになってきたのだ。わーわーわー。
階段を登ってくる音や、台所でなにかゴソゴソしているような生活音、玄関のドアをバタンと閉める音、廊下や畳の上を少しすり足気味に歩く音。
ハハに「・・時々帰ってきてる?」と聞いても違うしw
お向かいの工事はもう終わったし。
クーちゃんはすり足では歩かないし。
幻聴かなぁw
ホントに疲れてるときは、これらに加えて「電波の悪いところでラジオで野球中継聞いてるような音」が聞こえますw
今は聞こえてないけど。
まぁ、このくらいの種類の音は恐くないけど・・声とか聞こえてきたらどーしよー。
こういうのに弱いくせに、ハハ入院する直前に怖い本を読んでて(子供向)、その表紙がこわくて見えないところに片付けたオネーチャンでした。
早く売っぱらってしまおう。。
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