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2015年07月15日19:00

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練習場より 2015.07.14号

力をどのようにクラブに伝えればいいかであるが、思うに意識に上がるような緊張という働きでは遅すぎると思われる。

意識でここの筋肉に力を入れた、ここを収縮させたという一か所への働きかけは、スイングの時間の中ではあまりに遅すぎる運動であると思われる。

スイングは右から左へと次々と淀みなく連続してゆく動きであって、その僅か300ms 程度の時間の中に、意識して筋肉を緊張させて大きな爆発力(収縮)を命令したところで、そのタイミングが合うことはないし、仮にあったとしても、そのような収縮が始まって終わるまでの間にスイングは完了しているだろう。

つまり、地上部隊からの爆撃命令が起きて、飛び立ち、指定された場所に爆弾を投下した時には、既に地上での攻略は終わっており、自軍が基地を作り、周囲の民間人に安全な生活を提供し始めたころに、ようやく到着して爆弾を投下するようなものである。

幾つものもっとパワーが弱くとも短く瞬時に動く筋肉の働きの連続の流れであるとすれば、スイングのどこにも力が入る暇はない。だが、多くの小さい働きの集合がよどみなく動く事でパワーを発揮するように思えるのである。

ここにより大きな力を与えるというイメージの中での勘違いがあるのである。意識下された巨大なパワーの発揮など、動きの遅い、タイミングもずれた、使い道のないパワーであって、そういう力の出る幕はないのである。

どこか一か所の爆発的なパワーは体全体が協力し生み出す連続した力の前では非力であるという話だ。

柔よく剛を制すとは、ひとつの巨大な力が相手であっても、幾つもの小さな力の合力で勝てる場合があるという話であろう。

さて、体に対して左腕が平行に動くわけがないことは、人間の体の構造上の道理である。よって、ゴルフスイングでも、腕の動きだけに注目すれば、体に対して右から左に斜めに動くはずである。

これはボールの飛翔線に対して斜めに横切るように動くという事である。そして斜めに横切る軌道に対してボールは斜め方向に飛び出す。この角度が、ようは、クラブごとの斜めに横切る具合と関連しているのであろうと思われる。

とかく、飛翔線に対して、腕も平行であると考えるのは間違っているし、物理的に不可能である。腕は斜めに横切るように動く。

しかしクラブの軌道は腕の軌道とは若干ことなるのは、腕だけが動いていないからであって、体の動き、腕の動き、手首の角度などの複合としての軌跡が生じる。

それでも腕のイメージは右前から左後ろ方向に斜めであるというイメージがあると思われる。

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