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2015年05月30日19:17

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誤解を広げるのは困るな


 基本的に精神疾患は「脳」の病気で、内蔵の病気や感染症等と比較しても、人間の理解が余り進んでいない分野。

 ところが、うつ病に関しては、セロトニンの伝達が大きな問題として理解されており、様々な薬も開発されてきた。軽度のうつ病なら、しばらく休んでいれば治る。

 その点で、「心の風邪」とか、なんかようわからんフレーズで宣伝されている。



 毎日、脂っぽいものをたらふく食べ続けたら、、、、
 
 「胃腸壊すよ」

 と言えば、大抵の人はそう思うだろう。
 中には、どんだけ食べてもへっちゃらという人もいるはず。



 割と同じような感じで、社会でトップに立てるような人たちは、おおよそどれだけ脳を酷使してもへっちゃらなんだろう。

 でも、一般の従業員はそんなことないよね。
 その人たちが、トップと同じパフォーマンスで働け、と要求されたら、そのうち身体のどこかを壊す。

 その壊れた場所が 「脳」。


 というところなのだろうが、その認識と、未知の精神疾患を一緒にしがちなのが、日本の社会の現状だと思う。

 記事の中に出てくる北杜夫は、「躁うつ病」であって、「うつ病」ではない。

 「うつ」という同じ症状がでるのは確かだが、躁うつ病はなぜ発症するのかとか原因がわかっている病気ではない。


 これって、「熱が出る」 みたいな症状と同じような話で、
 熱が出たら、ロキソニン飲めば下がるよ。
 
 確かにそうだが、熱が出た原因の方を治さなかったら、熱だけ下げるのは大して意味がないのは、ちょっと学習すればわかるような話。



 あんまり認識のない人からは、
 「うつ病は努力で治る」
 とか
 「薬に頼ってないで、、、」


 とか、色々言われたりするのだが、そもそも私は「うつ病」ではないので、そういう理屈は当てはまらないんだよね。

 挙句、一週間ほど床から出られなかった話をしただけで、

 「ひきこもり」 とか。

 (ひきこもりは単一の病気を指しているのではなく、様々な要因で社会との関わりを絶っている状態? ただしその場所が自分の部屋、というケースかな?)



 体調悪いと、床に伏すぐらいのことは誰にだってあるだろうが、
 トップの頭には、そういうことはわからないらしい。


 割といい例が、安倍総理だろう。
 彼、「お腹が痛い」 って言って、総理大臣辞めちゃったことがあるしね。

 でも、いい薬が開発されそれがよく効いたのだろう。

 復活できた良い例だと思うが、多くの人は一度病で頓挫すると、なかなかその後上手くいかないもの。




 一生病とは無縁で、健康的な生活を送れるのは理想かもしれないが、
 そんなに単純に人生乗り切れるものでもない。
 多くの人は、様々な病気になるし、それが 「うつ病」 であることも多いはず。

 ちょっと間違った認識のコラムが書かれていて、残念だな、と思う。

そもそも、この人は本当に 「うつ病」 なの? というのは大きな疑問点。
 医者にもよくわからないけど、薬処方する関係でとりあえず「うつ病」と診断名書いちゃうことは多いだろうから、本人も誤解している可能性はある。
 
 「うつ」 を 「鬱」 って漢字で表記しているから、関心誘っておいて、逃げ道は用意しているのかもしれない。


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■コラムニスト・勝谷誠彦氏が鬱病を告白「同病の人たちに伝えたい」
(日刊SPA! - 05月30日 13:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=3442261

歯に衣着せぬ物言いで雑誌、テレビ等で活躍するコラムニストの勝谷誠彦氏が、週刊SPA!6月2日号の自身の連載「ニュースバカ一代」にて鬱病であることを告白した。今回は特別にその回の全文を掲載する。今後、勝谷氏はこの病とどう向き合っていくのか? その動向に注目したい。

◆同病の人たちに伝えたい、病という敵を知れば心配ない

 こういう、ごく私的なことについて書くことには躊躇があったが、私は一応、作家のつもりで、作家というものは自分の恥を切り売りすることでいささかの何かのことを社会に還元できるのであると、昔から考えていたものだから、書くことにする。

 いや、この病気が恥ということではない。同病の方々のためにまずはそれを言っておく。ただし、それでヨボヨボしていて仕事に齟齬をきたしている自分という存在は恥ずかしいし迷惑をかけてはいる。鬱病になってしまった。こういうことを書けるというのは「病識がある」といって、まだしもいい方なのである。しかし私は子どものころから北杜夫先生の著作などをずいぶんと読み込んできたので「ああ、これがそうか」とわかるのであって、ごく普通の方々では「調子が悪いな」「気分が落ち込んでいるな」から始まるのではないか。そしてだんだんと辛いことになっていく。そういう人たちに「こういうこともあるのだよ」と伝えたくて、今回の原稿を書いている。

 それは「ドスン」とやってきた。昨日寒いのに外で薄着をしていたから風邪をひいた、ならまだ納得がいくが、何ひとつ悪いことはしていないのだ。しかし、突然、寝床から身体が起き上がらなくなった。じわっと立ち上がってなんとか飯を食おうとするがそれも出来ない。幸いなのはこういう連載があることで、しかしそれも呆然と忘れていてさきほど担当者からのメールがあってこの原稿を書いている。フツーは翌朝に届かなくてようやく焦るのだが、昼過ぎに催促されるというのは、いかに普段にマジメに書いているかだ。

 今後の経緯はまたお伝えしていかなくてはいけないが「それほど心配することはない」とまず同病の可能性のある諸氏に言っておきたい。あと「ちゃんと精神科を受診すること」だ。戦争と同じで、敵を知りオノレを知ることがまずは基本なのである。

【勝谷誠彦】
1960年生まれ、コラムニスト。当欄をまとめた『坂の上のバカ』、『獺祭 │天翔ける日の本の酒』、『がんばれ!瀕死の朝日新聞』(倉山満氏との共著)など著書多数。最新刊『カツヤマサヒコSHOW 酔談3』が発売に。日記『勝谷誠彦のxxな日々。』公式サイト http://katsuyamasahiko.jp 本欄をまとめた待望の単行本第4弾『バカが隣りに住んでいる』が好評発売中
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