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2015年04月22日23:21

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【第53期十段戦五番勝負第5局】

■伊田がタイトルを初奪取=囲碁十段戦
(時事通信社 - 04月22日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3384494

囲碁の第53期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)の第5局が22日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、217手で挑戦者の伊田篤史八段(21)が高尾紳路十段(38)に黒番中押し勝ちし、3勝2敗で奪取した。
伊田は7大タイトル(本因坊、棋聖、名人、王座、天元、碁聖、十段)初獲得。
入段から6年0カ月でのタイトル獲得で、これまでのタイトル獲得最短記録(1994年、柳時熏六段=当時=が6年8カ月で天元を奪取)を更新。
高尾の連覇はならず、天元の1冠に後退した。
伊田は三重県鈴鹿市出身、馬場滋九段門下。
2009年入段(プロ入り)、昨年本因坊挑戦により八段昇段。今年、NHK杯で最年少優勝した。

● 高尾十段、惜敗で失冠 ○
http://www.sankei.com/life/news/150422/lif1504220003-n1.html
http://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_info/53jyudan5.html

高尾十段は昨年末に二冠となり、今年最初の防衛戦で二冠を堅持しつつ他棋戦への弾みを付ける予定だったが、失冠・失速してしまった。
この棋戦は、半世紀以上の歴史を刻みながら、未だに名誉称号の獲得者が輩出されていないという上座の勝率が悪いというジンクスがあり、井山四冠を以ってしても一番名誉称号が遠い状況にある。
こういった、ジンクスを打破出来なかった。
今年は、将棋界と同様に囲碁界も四冠、二冠、一冠という3人のタイトル保持者という構図でスタートし、将棋界では二冠の牙城が早々に崩れたが、後を追う様に囲碁界も二冠の牙城が崩れてしまった。
高尾十段は、出端を挫かれた新年度となってしまったので、早急に立て直して他の棋戦へ影響を抑え、年末の天元戦では万全の態勢で臨みたいところ。
七大タイトル獲得総数通算10期を達成するためにも、無冠の転落だけは阻止したい。

一方の伊田八段は、見事な快挙だ。
昨年の本因坊戦の登場がマグレでない事を完全に証明して見せたと言っていい。
昨年末の村川王座のタイトル獲得も大きな刺激ネタになった筈だ。
これで、中部総本部へのタイトル奪還も果たした。
中部総本部には、羽根直樹九段というトップ棋士が在籍していて、若手の刺激ネタになっていた。
羽根直樹九段は、羽根泰正九段や彦坂直人九段らがタイトルを獲得したがそれを引き継ぐ活躍を見せて来たが、今回の伊田八段の活躍は、それと同様で大変喜ばしい出来事と言えるだろう。
井山四冠や張九段、山下九段らの他のトップ棋士もうかうかしてはいられないという気分にさせただけでなく、他の若手実力者組へも強い刺激になっている筈で、これからの他棋戦は力が拮抗して厳しい戦いになっていく様相となった。

フルセットの大熱戦で終結した十段戦が終了して今度は本因坊戦が開幕する!

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