夕方、二階にいたワタシにデイサービスのお兄ちゃんの声が聞こえてきた。
アレ? いつも冗談口たたいて帰ってくるのに・・・静かやなぁ。
それに玄関開けたらいつもクーちゃんに『ただいまー、帰って来たよー』っていうのに、聞こえてけぇへんやん。。
オカーサンとちゃうんやろか・・・
で、普通ならクーちゃんをつれて散歩に行くのにその気配もない。
不思議に思ったワタシは、階段の降り口から下の様子をうかがった。
玄関の電気がついてるから、帰ってきてるのは帰ってきてるのだ。
クーちゃんが「わたしゃ、どーしたらいいんでしょう?」とでも言いたげに玄関をウロウロしている。
階下に下りたワタシが、応接間を覗くと床に座ってボーっとしている。
ワタシが降りてきた気配に気づいたハハがコッチを向いた。
・・・怒ってます! なんかしらんけど、ものごっつい 怒ってます!!
この目つきをしている時のハハは取り扱い要注意なのである。
ワタシ「(ゴクリ)かっ、かえってたん?」
ハハ 「・・・・ウン・・アンタな・・・・」
ワタシ(キタキタキターーーーーーーー)
ハハ 「オカーサンのこと、5時半まで預かっといてくれって、デイサービスの人に
頼んだん?」
ワタシ「・・・、いやー、そんなことはないやろう・・・」
ハハ 「ほんならなんで、3時半に帰らしてくれヘンの!」
ワタシ「帰らしてくれへんかったん?」
ハハ 「いつもそうや。朝から3時半くらいまでなんやかんやしてたら、3時半には
することなくなるのに、そこで帰してくれへん!
3時半で帰れるのに5時までおったら2千円くらい余分にかかるやんか!
(←しっかりしてるやん・・)」
ワタシ「ふーん。ちょっと電話して聞いてみるわ。」
んで、この後、もう一度3人で散歩した頃には機嫌が直っていた(笑)。
* * * * *
デイサービスには「今日は病院に行くからいつもより早くに帰してください」ということはあっても、「遅くまで預かってください」ということはないはずである。
ハハがデイサービスに行ってる日しか、ワタシは働いてないので、5時頃に帰ってきてもらうのはちょうどいい頃合なのだが・・・・。
デイサービスに電話したら、いつも電話をくれる女性が出たので、事情を聞いてみた。
そしたら、なんと、今日だけじゃなくて、毎回、ダダこねてるらしかった(笑)。
そこは車での送迎をしてくれるので、一度に全員運べないのだ。
だから、大体の希望時間をきいて送ってくれるのだが、ハハの場合、ワタシは「5時ごろでいーよー」と言ってるので、最終便になってしまうのだ。
デイサービスの人たちも、先に帰る人たちが目に入らないように工夫してくれているようなのだが、ウチのハハ、目ざといからね(笑)。
「そっかそっかー、じゃ『ワタシの仕事が4時までで、帰るのが4時半とか5時になるから』って言ってください。いつもすみません〜。」
ということで、一件落着。
食事の時にハハに「オカーサン、恐い顔して?」といってみたが、なかなかあの迫力のある恐い顔にはならんもんである。
「お迎えがこない!!」って駄々こねる保育園児みたいだと思ったのでした(笑)。
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