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2015年04月13日01:31

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<マンガ> 「コウノドリ」

主人公の青年医師は親に捨てられて施設で育ち、ピアノが大好きだったけど、産婦人科医になった。
産婦人科の忙しい日々の合間を縫って、人気ジャズピアニストとしてステージにも立つ。

ステージで演奏中に携帯電話で病院から呼び出しがかかったら、ステージを放り出して病院にかけつけるのだ。

物静かでやさしく、穏やかで、病気について患者が納得するまで説明してくれる良い医師だ。

そんな彼が言う。
「みんな、お産は病気じゃないというけれど、お産はお母さんと赤ちゃんの命がけの戦いなんだよと。

ほんの少しのことで、赤ちゃんが無事に生まれなかったり、お母さんが命をなくしたりする。
だから大事にしすぎてしすぎることはないのだ、と。

本編に出てくるのは当然「命がけのトラブルをかかえたお産」がほとんどで、若いお母さんたちは常に悩み苦しんでいる。

当たり前だ。
これまで自分ひとりの体だったところから、別の命が出てくるんだから。
それは「これまで女性達の多くが経験してきたことだから」と自分をなだめようとする反面、映画「エイリアン」のように何かわからない生物が自分の体を食い破って出てくるイメージかもしれない。
あ、ワタシは子供がいないので、そのへんは想像です。スミマセン。

で、大体お父さんは呑気で「病気じゃないだろ」的な人が多いのね(笑)。
ちょっとした事件があったあと、先生に諭されて改まるんだけど。

 * * * * *

ワタシは予定日よりかなり遅れて生まれたので、産まれたときその病院の新生児の大きさ歴代チャンピオンだった(笑)。
でもそれは反面、ハハにものすごい負担をかけることになっていたわけで、切開だけではでてこなくて、カンシブンベンといってカンシで頭を挟んでひきずりだされたのだそうだ。
だから産まれてしばらくは、頭の形が「ヒョウタンツギ」みたいになっていて(それも左右非対称)、ハハはずいぶん心配したらしい。
まぁ、出て来れなかったら途中で窒息死だよね。

反対にイモートは月足らずで産まれたので、しばらく保育器の中に入っていた。
保育器の中に入る前に「出先のバスの中で破水したので、父祖母のところにそれを報告に行き、次にワタシを母祖母に預けに行った後、自宅に戻ってお産用の荷物を持って一人で病院に向かった」という恐ろしい話がつくのだが(普通父祖母もちょっとはあわてへんか?)、まぁ、お産自体は小さい分簡単に終わったのであった。
(関係ないけど、ワタシはこの話をきいても父祖母が好きにはなれないのだ。破水したところから上記の経路を経て産院に行くまで早くみても2〜3時間はかかると思う。よく途中で出産しなかったものだ。)

・・・ってなことを、考え出すと同じハハから「いのちがけで産まれてきた姉妹」がこんなに仲が悪くていいのだろうか・・・とジメジメするのだが(ウソ)まぁ、イモートが話をする気がないうちは仕方がない。

 * * * * *

「コウノドリ」、地味だけどいい作品だと思います。

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