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会社近くのビジネスホテル「旭川サンホテル」のレストラン「樹林」、洋食だけじゃなくまともな和食メニューもあって実はランチの穴場だ。
去年の4月に旭川勤務になってから、特段変わったメニューや旭川名物があるわけじゃないからこれまでにmixi日記のネタにはしたことがないが、主に焼き魚が食べたくなると行ってみて、その日の日替わりランチのお魚が何か確認して旨そうだったら食べて帰り、だいたい月に1回くらいのペースで食べている店である(もちろんレギュラーメニューを食べるときもある)。
「Aランチ(720円)」が焼き魚定食で、だいたいカレイか鮭、サンマあたりだったら食べに入り、赤魚とかタラ、サバだったらパスして別の店へ行くケースが多い。
3月31日火曜日、昼飯を食べに出て、この日のお魚は何かなと思って入口に掲げられているホワイトボードをチェックすると、「オキメダイ」なんて書いてあった。
漢字で書くと「沖目鯛」だが、一部の地方では一般的な魚「メダイ(目鯛)」とは全然違う魚で、近縁種でもなければ見た目も味もかなり異なり、どうして「沖目鯛」なんて名前なのかよく分からないが、タラとギンダラの関係に似ている。
ほとんど市場に流通していない珍しい魚だが、マグロ漁で混獲されることが多い魚で、脂乗りが良くおいしい魚として、漁師の間では昔から食べられていたらしい。
そんなマイナーな魚だが、全国チェーンの定食屋「大戸屋」が、メヌケに似たあまり知られていない「赤魚」に続いて定食メニューに採用し、おいしいと知られるようになってきた魚だ。
自分も「沖目鯛」なんて食べたことがなかったが、どんな味の魚なのか気になっていたところで思い掛けず「樹林」の安くておトクなランチセットに採用されているのを見つけたから、食べてみることにした。
切身にされて焼いてあるので、どんな姿の魚なのか分からないが、切身はサワラの西京焼きとかブリの照り焼きみたいな感じである。
早速食べてみるが、ブリほどしっかりしておらず柔らかいが、比較的身離れはいい。
これはすごい脂だな、噛むごとに脂が染み出してきて、クセもなくおいしい魚だ。
例えて言うとムツとか柔らかいギンダラという感じか、当然完食。
「沖目鯛」なんて初めて食べたが、めちゃくちゃ旨い魚であった。
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