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2015年03月17日18:03

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大貫妙子さんのライヴはおフランスな匂いがしていいですな

TOTOのベーシスト、マイク・ポーカロが亡くなられました。
以前から筋萎縮性側索硬化症(ALS)になられほぼ活動困難でありましたが、
残ったメンバーは一度解散していたらしいが彼のために再結成しALSに対し基金まで設立までしたのに残念でほかなりません。
TOTOのポーカロ兄弟といえば不世出のドラマー長兄ジェフを90年代になくし、いまや三男のキーボードのスティーヴのみとなりましたが、彼もふくめ残ったメンバーがジェフやマイクがいたころのサウンドを維持しているのはこのバンドの単にプロフェッショナルな側面だけじゃなく高校時代から続けてきたファミリアルな部分も強いのでしょう。
今月10年ぶりの新譜を出したばかりなのでまた彼らのライヴが楽しみでもあります。
(そういえばいまのTOTOのベース、初代のディヴィッド・ハンゲイトが返り咲いているらしいですな)


週明けは土砂降りのなか青山へ。
なんかちょっと体調がすぐれなく、ちょっとめんどくさいと思いつつ
なんとかかんとか引きずるようにしてブルーノートへ。
座席はめずらしくもステージへの花道様通路側だったので気づいたのですが
大貫さんホント小さいですね。

大貫妙子 @ ブルーノート東京

ピアノトリオをバックにした大貫さんの一夜だけのライヴ。
シンプルな黒白のコントラストがノーブルに感じ印象深いライヴでした。

おなじみの「新しいシャツ」「横顔」「突然の贈り物」などにユーミンの「私のフランソワーズ」のカヴァー、昨年のビルボードライヴでも披露した未発表曲と多彩な内容でしたが、どれも大貫さんっぽさで統一されており(ちょっとおフランスな感じ?)、グラスを傾けながら聴いているには至福の時間でした。
なかにはライヴじゃなかなかやらない「ともだち」も採り上げたりもしましたが、こちらはティンパンのドラマー、林立夫さんのリクエストだそうな。
(ちなみに終演時、楽屋に林さんが引き上げる際握手しましたが、なぜか「お疲れさま」と声かけられましたペンギン

後半はバンドネオンの小松亮太さんが登場。
ちなみにこのとき初めて知りましたが、バンドネオンとアコーディオンってまったく違う楽器だということ。でもその音色はひとつはいるだけでエキゾチックさが加わって面白かった。
それはアルゼンチンタンゴっぽさというよりもやっぱりどこかおフランスの場末のシャンソンカフェの匂いを感じさせてくれました。

未発表曲に関しては昨年のビルボードでもおっしゃっていたことに、以前のようにアルバムリリースしてからライヴという形態でなく、ライヴで何度か試してみて納得したかたちになってからレコーディングしたいとのことだが、先月の小田(和正)さんも「レコーディングして完成形だと思ってもライヴでどんどん良くなっていくんだよね」とおっしゃっていくたことに通じるなぁ・・・とも思いました。

その意味ではおなじシュガーベイブ出身である達郎御大と、やる音楽は違っても突き詰める姿勢は似ているんだなぁとも思えました。




1. 若き日の望楼
2. 私のフランソワーズ
3. Monochrome & Colours
4. ともだち
5. 新しいシャツ
6. 朝のパレット(未発表曲)
7. 横顔
8. 風の道

---小松亮太登場---
9. エトランゼ
10. la musique
11. イベール

12. 突然の贈り物

---Encore---
13. Time To Go


MEMBER
大貫妙子(ヴォーカル)
フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)
吉野弘志(ベース)
林立夫(ドラムス)
小松亮太(バンドネオン、スペシャルゲスト)

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