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2015年02月23日21:00

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イタリアの風が吹くとき〜冬 <イタリアバロック音楽の変遷 vol.24>

日時 2月22日 (日)
会場 近江楽堂
出演 太田光子(リコーダー)、平井み帆(チェンバロ)
使用楽器 リコーダー: ガナッシ・アルト 1996年、 ガナッシ・テナー 2008年 平尾重治作  ガナッシ・ソプラノ 1996年 譜久島譲作 (ルネッサンス・スタイル)
チェンバロ: イタリアン 野神俊哉作 2003年  調律:池永隆
曲目 D.オルティス 「甘き思い出」上のディミニューション、レセルカータ第5番、第2番  G.ムッファット パッサカリア G.A.パンドルフィ・メアッリ ソナタ第4番「ラ・カステッラ」他

前々日金曜日に続き近江楽堂で聴く(今日は昼間の演奏会なので往復が楽)。太田さんと平井さんのデュオは昨年の2月に一度聴いたので今回が2度目。年2回あるので12年やっていることになる。

以前にも書いたような気がするが、リコーダーという楽器、吹けばとりあえず音は出るし、音階も比較的簡単。音出しが楽、音階が楽、構造が簡単なので安い楽器が作れる(ABS樹脂製製)、そんなことから小中学校の音楽用教材として使われる。そのため、ほかの楽器に比べると軽く見られがちである。ところが、ルネッサンスやバロック時代には“リリックな(清らかな)”と形容されるよく通る音が愛され、花形の楽器だった。

単純な構造だからこそ、名手にかかると素晴らしい音色と表現力で聴き手に迫ってくる。太田さんもそういった名手の一人といってよいだろう。目も眩むような速いメロディーは易々と、ゆったりとしたメロディーは歌い上げるように素晴らしい表現力で聴く者を魅了した。

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