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2015年02月15日10:24

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ちょっと変則的な若手劇団のシェイクスピアも面白い

日曜は結構な雨のなか吉祥寺へ。
吉祥寺はあんまり足を向けることが少ないけど、街並みや店は嫌いじゃない。
とりあえず開演までドイツ風のカフェがあったので雨宿りがてら入ったが悪くない。
なんか味のある店多くいいですな、吉祥寺。

この日の劇場は結構新しめな小屋だけど、武蔵野市は結構文化事業に力を入れてますね。
たしかクラシックの来日公演、落語公演とかにもいいのがときどきありますね。

柿喰う客「完熟リチャードIII世」@ 吉祥寺シアター

劇団柿喰う客は前から名前は聞いており、鴻上尚史の「朝日のような夕日をつれて2014」に出ていた玉置玲央の演技力、主宰の中屋敷さんが昨年演出した野田秀樹の「赤鬼」が素晴らしかったので気になる若手の劇団でした。
数年前から女優だけでシェイクスピアを演る女体シェイクスピアシリーズというものもあり(蜷川(幸雄)さんのオールメールシリーズの向こうをはっているのだろうか?)、昨年のロミジュリとクレオパトラは観に行く機会がとれずますますもってきになる存在だったので今回なんとかかんとかお初の観劇となりました。

まず会場入って気になったのは
上演時間1時間20分!!!!
3時間前後のリチャードIII世を、しかも登場人物多すぎでごちゃごちゃしがちなのに・・
どうなるのだろう・・・と思いつつも見始めると結構テンポよくコンパクトに、ひとり何役も兼ねているのにわかりやすく快活なものに仕上がっていて中屋敷さんの演出の手腕のすごさ、潔さを感じました。

またそれぞれの女優の演技スキルも高かったのも芝居のわかりやすさにつながったかな。
若手の劇団だとなんか学芸会の延長みたいなものもある一方、見ごたえのある女優さんたちですわ。

ただしここまでスピード感ある一方でそれぞれの感情表現、じっくりみせるべきところはちょっと希薄になりがちだったかなとも思えたが、女性ばかりといってヅカのような感じでもなかったし、リチャード3世の描写はうまくできており全体的にまとまり感とスキルの高さがあり次回も観に行きたくなる劇団でしたわ。




作:ウィリアム・シェイクスピア
脚色、演出:中屋敷法仁

出演
安藤 聖
内田亜希子
岡田あがさ
七味まゆ味
葉丸あすか
深谷由梨香
八坂沙織
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