じっくり書いていた土曜のレポが水曜にブラウザーのフリーズでふっとんだ。
ものすごい脱力感。
なんかまくらをものすご〜く長く書いた気もするけど思い出す気も無くなった。
そんなわけで土曜のレポの書き直し。
たしか寒かったように思うけど、某国営放送のホールに出向いた。
NHK交響楽団 定期演奏会 @ NHKホール
基本国内のオケはプログラム、指揮者、ソリストに魅力的なものがあれば出向くのですが、
今回はどれも興味深かったので出向いた次第。
最初はエルガーのチェロ協。
以前にバレンボイム指揮ベルリンフィルのDVDを見て一度観てみたかったアリサ・ワイラースタインのチェロがお目当てでした。
エルガーの曲といえば「威風堂々」や「愛の挨拶」など快活だったりロマンチックな印象があるけど、このチェロ協は重厚な悲壮感があり渋かったです。
アリサのチェロはそんな渋い重厚感にどこか艶かしさみたいなものもあり、ヨーヨーマやマイスキーのような男性チェリストとの違いも感じましたな。
伝説のジャクリーヌ・デュプレもこの曲をレパートリーにしていたようですが、似たようなものなのでしょうかね?
そのあとのソリスト・アンコールはお約束のようにバッハの無伴奏チェロ組曲の「サラバンド」。あのチェロの倍音がすっごく好きなんですわ。
休憩後はマーラーの「巨人」
伊丹十三の「タンポポ」に5番交響曲と一緒に使われていた曲です。
前半は木管がヘタれた音出しているなぁ・・・と思っていましたが、
(逆に金管はぶれることなく抜群に響かせていた)
最後のフィニッシュのカタルシス、まとまりはヤルヴィならではの指揮で気持ちよかったです。
でも某国営放送ホール、以前にも書いたけどクラシックに関しては音響が閉じがちでせっかくのマーラーも音響空間を感じなかったなぁ。
サントリーあたりでまたやってくれればいいのにね・・・
ところで今年はマーラーの生誕や没後の記念年じゃないのに交響曲を多く聴きに行きそうで、集中して楽しめそうです。(LAフィルの6番、都響の7番、新日フィルの2番)
もっとも全曲というのは「千人の交響曲」や「大地の歌」はなかなか演らないので無理だとは思うけどね。
バレンボイム指揮ベルリン・フィルとのエルガー
フランクフルト放送響でのヤルヴィのマーラー「巨人」
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
チェロ:アリサ・ワイラースタイン
NHK交響楽団
エルガー/チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
---Solist Encore---
バッハ/無伴奏チェロ組曲第三番から「サラバンド」BWV1009
---Intermission---
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
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