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2014年12月05日13:11

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チェロ(ヴァイオリン族)の調弦と音階

※チェロは低い音からC−G−D−Aと5度(全音3+半音1)で調弦される。(先日も載せたのだが)。

チェロを始める時から気になっていたことがある。チェロ(ヴァイオリン・ヴィオラも)の下の弦とその上の弦は5度で調弦されることは知っていた(C弦−G弦、G弦−D弦、D弦−A弦)。それが完全5度でそれはピタゴラス音律の5度(702セント)であるらしいことも知っていた。

現在音合わせに使っている安物電子式チューナーは平均律でしか動作しない。平均律の5度は700セント。僅か2セントの差しかなく私には識別などとても不可能だ。ただチューナーではその差がはっきりと出る。
一番上のAを442Hzの基準音に合わせて、下の弦を調音するのだが、各弦の間に2セントずつ長があると一番下のC弦はは6セントピタゴラス音律のC音より高くなる。半音が100セントだから6/100の差が出ることになる。勿論この程度の差があっても絶対鈍感の私に、その違いなど判るはずがない。しかし6/100の差は大きいと言えば大きい。
どうしたもんだかと思いつつ、今のところチューナーで4本の弦を調弦している(これについて厳しい意見が先日引用したホームページに書かれていた※詳しくは)。因みにチェロの先生は平均律で調弦してよいようなことを言っていた気がする(初心者なので音律などと専門用語で尋ねるのは憚れるの詳しくは聞いていないのだが)。

※電子式チューナーで調弦することへの批判
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/stimmgabel.html
チェロ初心者にはこのホームページはとても為になる。

フレットのないチェロ(ヴァイオリン族)は自分で指板を押え、ドの音、レの音、ミの音を決めて音階を作っていく。ところが音階(音律)には歴史的に数多くの考え方があり、現在では平均律が主流であるが、それだけが全てではない。全音・半音が均一な平均律は旋律には向いていて、ハーモニーという点では純正律が勝っていると言われる(一部の全音に例外があるが、ピタゴラス音律も旋律に向いているらしい)。

4弦を平均律で調弦し、音階も平均律にすれば簡単なようだが、旋律だけを弾いているだけなら良さそうだが他の旋律楽器(第1ヴァイオリン)の和音を弾くには純正律でないと美し鳴らないはずだ。今のところオーケストラに入ることもないので伴奏で和音を弾くことはないが、チェロという楽器の特性から音階は純正律という考えもありそうだ(平均律はミの音が高くドミソの和音が美しない)。

今のところどの音律どころか、音叉やチューナーのA音さえきちんと取れないし、音階を作ろうにも音の高さが安定しないので平均律や純正律のへったくりもないが、そのことをアタマできちんとまとめたいと思っている(これもチェロの先生は平均律でのようなことを言っていたような気がする。ただ純正律で弾くこともあるようなことも言っていた。臨機応変に対応するのかもしれない。)。

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