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2014年09月07日14:01

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腕時計のデザインでは

経験から言うと、腕に大きな画面をつけるのは結構難しい。
ウエアラブル端末みたいなもんは割と昔から考えられてはきたのだ。b

このデザインのように尺骨の手前にベルトをつけて、そこから内側へ大きく面積をとろうとすると、腕をひねるたびに自由端が横にはみ出てものに引っかける。袖の中につければ見えないし、袖の上に付ければ余計にものに当たりやすくなる。
何かにひっかかったとき、ベルトが強靭であれば人体が損傷し、ベルトが弱ければ知らないうちに脱落し紛失したりする。
人間の手首はロボットのそれと違って肘の部分から全体がねじれて回るためだ。
また、大きな面積が腕に密着していると汗が問題となる。普通の時計でも皮膚の弱い人は湿疹などが出ることがあるが、面積が大きくなると誰でも出るようになるし、こすれることでも刺激になる。

密着をさけるため緩めに装着すると、本体が持ち上がってぶら下がってしまう。
確かに尺骨より指先側へ延ばした部分が大きいと、手の甲を上に曲げたとき当たってしまい、重かったりすると傷が付いたりもするが、ベルトの両側にある程度均等に荷重をかけないと使いにくいモノになる。

ただ、逆に手首ではなくもっと肘に近い部分にだけ装着するのは可能だ。手首から5センチくらい離して。ウエアラブルPCは普通ここに装着する。ただ、それでもモノにぶつけたりしやすいので、更には肩から肘の間、二の腕と誤称されてる部分に付けた方が重さを感じにくいし、操作性もあまり変わらない。どっちにしても取り付けた側の腕は操作に使えないワケで、腕に付けるというアイデアは元からそういう欠点を持っているのだ。
ただし、この二の腕につけると言う方式ならば、電源のオンオフくらいなら同じ腕でできる。
もっとも腹辺りにあればどっちの手でも操作できるけれども。w

手首にと言う点に固執するなら、幅を均等に延ばしてから、円周方向へ広げるコトになる。
或いは何らかのギミックで画面を広げるか。

昨今のコントローラ事情から言えば、装着した腕のジェスチャーを向きや加速度を計測して行うつもりなんだろうと思う。このレンダでも右手につけるようになってるし。
腕時計にも手首を内側に捻って顔の方を向けたときバックライトをつけるようなのを作ってた時期もあったが、必要な時点かず、不要なとき光るので…
結局腕時計関係ではスイッチ関係はできるだけ誤操作がおきないようにする設計になっていった。操作開始のアクションは誤操作防止が必要だろう。

ウエアラブルの方法としてはもうひとつ、アイウエア(ヘッドセット)型があるけれど。
ディスプレイの方は、こっちの方がましなんではないかな。歩きスマホは危ないけれど、アイウエア組み込みの方が視界が確保される仕様にすればまだましかな。お勧めしないが。
ただ、アイウエアは音声制御や視線制御などと言うのもあるけれど基本、あまり操作性は良くない。
スイッチ類が見えないので。これと腕などに付けたモーションセンサーを組み合わせてつかうような感じなってくのであろうか…それはそれで面倒なような気も…

ともあれ、昔ウエアラブル端末について客と検討した感じでは、PCの操作性に匹敵するような自由度は与えず、できるだけ機能を絞り込んでソフト的に工夫するのがいいんでは無いかと言うトコロだった。歩きながらなどの何かをしながらの操作は間違えやすいし注意が分散して危険だし、落ち着いてやるなら、コンパクトなノートPCなどの方が操作性はいいし。

ただ、時代は変わってゆくし、多少の不便を押してもサイバーな感じのギミックを使いたい人は居るので、商品としては面白いと思う。


無駄のない流線型フォルム&使い勝手が良さそうな点がイイ! 発売が噂される「iWatch」のコンセプト画像が美しい
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=114&from=diary&id=3041207
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