mixiユーザー(id:1682634)

2013年02月28日21:49

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脅迫における開催者責任

たぶん明日には報道されると思いますが、警視庁に「3月1日に猟銃とナイフを持って相模原市内の高校を襲撃する」との予告がありまして、市内の高校のいくつかが臨時休校になります。卒業式を愉しみにしていた生徒さんたちには気の毒なことです。

昨今の高校について私が知る範囲で推察するに、この脅迫は愉快犯であり実際に襲撃される可能性は非常に低いです。「卒業式を開催したことで低い確率で被る損害」よりも「卒業式を開催しないことで(あるいは延期したことで)確実に被る損害」の方が大きいです。だから、総合的に考えるのであればここはリスクテイクすべきだと思います。しかるに、教育機関がすぐに「開催しない」を選ぶのは、開催したことで発生した損害についての責任追求は教育機関に向かいますが、開催しないことで発生した損害についての責任追求は教育機関に向けられないからではないでしょうか(教育機関は「万が一を考えて開催をとりやめた。責任は全て犯人にある」と言い逃れできます)。
損害の期待値を最小にするには、リスクを適切に見積もることと、損害に応じて責任を適切に追及することが必要だと思います。


★追記
学校が特定されているわけでもないし愉快犯であろうと推察できるので、延期するよりも警備を増やした上で予定通りに開催した方が良かったのではないかと思います。もし延期しなかったことで発生した損害について教育機関に責任が発生するなら、延期したことで発生した損害についても教育機関に責任が発生すると思います。ついでに言えば、脅迫が有効であると犯人らに認識させたくもありませんし。
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