mixiユーザー(id:1682634)

2006年07月11日09:02

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結局は解くしかないのです

社会生活上の出来事はいくつもの要素が複雑に絡み合っています。しかし、それらはたいてい人間に解析可能な範囲のものです。
どんな問題であれ「それぞれの立場に立って、それらの要素の関係性を見出し、重要度や緊急度などの係数を評価し、方程式を立て、それを共有すること」が重要です。そして、要素の有無を確認したり係数を評価するために、互いに十分な情報を得ることが必要です。
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この連立方程式を解くことによって「調和予測点(落とし処)」が見えてきます。その解は、パラドックス(解無し)、パズル(唯一解)、ジレンマ(矛盾解)などのいずれかになるはずです。

パラドックスは、例えば「絶対に一緒に昼食」「絶対にラーメン屋」「絶対にピザ屋」のような場合です。結論について話し合いをしても解は存在しないので、前提について話し合いをする必要があります。誰がどの係数をどの程度に変更すべきなのかは、方程式から見えてきます。

パズルは複雑だけど容易です。誰にとってもそれが許容解なのですから。

ジレンマ(トリレンマなどを含む)は、例えば「囚人のジレンマ」です。これは全員が方程式を共有してなお他者の意思が分からない相互作用による不定状態です。だから、誰かが先に意思を告知(コミットメント)してしまえば、方程式はより単純化します。社会生活上の出来事のほとんどは、互いにいつまでも不定解を抱えているよりも、先に意思表示して解を見出していくほうが当人にとってベターです。
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解くことができないなら逆に、常識的な「落とし処」をいくつか仮定して当てはめてください。そして、ときどき「あなたの出方を待っている人がいるかも知れない」と考えてみて下さい。
なお、当事者が方程式を立てて認識共有を図ることそのものも要素になりえることを忘れずに。
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