毎週金曜日夜11時15分から『熱海の捜査官』というドラマが放送されています。
全8回らしくて、今週が第5回ですから、もう半分終わっています。監督・脚本の三木聡と主演のオダギリジョーの組み合わせから、『時効警察』を連想したり、ミステリアスな雰囲気から『ツイン・ピークス』とからめて論じられることが多いようです。私はどちらも未見ですが、一風変わった雰囲気がおもしろくて見ています。この手のドラマは風呂敷を畳むのに失敗して最終回放送前後に袋叩きにされがちだったりしますが、個人的には放送中に不思議な感覚を味わえればそれでいいかと思っています。
舞台になる学園の建物として、近くにある大倉山記念館がちょくちょく画面に映ります。よくドラマや映画のロケに使われるところだと教えてもらってはいたのですが、実際にテレビの画面でみると妙な気分になります。
ちなみに、放送開始時にはすでにクランクアップしていたそうです。撮って出しのスケジュール管理の失敗をライヴ感覚と言い張ったり、設定の詰めの甘さを「ファンタジーだから」と臆面もなく言い抜けられたりはしなさそうなので、そこのところは気が楽です。
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