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日本語の 「ん・ン」 という文字は、
世界的にも・歴史的にも、
最も多くの音で発音される表音文字
です。おそらく、普通の日本人は気づかないと思いますが、
最少に見積もっても 15通りの発音
があります。
15通りもの音を、1つのカテゴリーとしてとらえている
というところに、
日本語の 「ん・ン」 の持つ特殊性
があります。
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そもそも、なぜ、
15通りもの発音を持つ1範疇の音
が存在するのか?
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その理由は、
この音が、そもそも、初めから、
日本語に音素として存在したワケではなく、
(1) 日本語じしんの発音の崩れ ── すなわち、音便
(2) 漢字音の輸入
この2つが複雑に絡み合って、
その混沌の中から生まれてきた音
だからです。
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実は、「ん・ン」 という音や文字は、学者でも、すべてを解明しているわけではなく、不明なことも多くあります。学者によって見解がちがうことがらもあります。
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そうした、「ん・ン」 についてだけ考察したというケッサクな新書を、つい、先ほど見つけました。
『ん』 山口謠司 著
新潮新書 2010/2/20 刊
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アッシが読んでも、へえ、というようなことが書いてありまっせ。
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