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2009年03月30日16:37

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【SoulFlowerUnion】闇鍋音楽祭2009 大阪シャングリラ 09.3.20

行くぜ大阪!
って訳で喜び勇んで祝日を迎えた訳ですが。

鈍行でのんびり行こうかなぁ、うふふ、などと
ほくそ笑んでいたのに、急遽の用事を
頼まれて結局新幹線で向かう事に。
しかも時間めっちゃギリ。
つうか遅刻は確定やな・・・と多少
ローテンションになる。

前途多難。

シャングリラの場所もよう分らんし(それは
事前リサーチ不足)。

不安を抱えつつも、なんとか到着し、
当日券を購入(またかい)、慌てて入場してみると、
騒音寺が演奏中。

やはり、遅刻してもうたか・・・と
思うが、ま、ユニオンに間に合えたのは僥倖。

気を取り直して騒音寺を見るか・・・と
思っていると。

ど〜も気になる物が天井にぶら下がっている。

二台のシャンデリア。

ふむ。

シャングリラとシャンデリアで引っ掛けていやがるな。

なんか、ツッコんだら負けな気がする。

つう事で見てみぬ振りをしながら騒音寺。

う〜ん。

音はスタンダードなR&Rバンドスタイル。
つうかストーンズ。

キャリアは結構長いバンドらしく、演奏は
タイト。悪くない。

だがなぁ。

ヴォーカルがなぁ。

長身だし、歌も上手いとは思うけど、
なんというのでしょうか。

村八分から文学性を差っ引いたような
歌詞はぶっちゃけしょうもない。

自身もmcで「歌にメッセージ性は
必要ない」と思っていた、と云っていました。

ま、それはよい。
メッセージを歌う為のバンド、ってのもウザいし。

だが、じゃあ何を歌うねん?という
所が皆目検討が付かない。

パーティロック?今更?

そんな程度の低さでは、残念ながら
食いつけない。

演奏がいいロックバンドなんて山ほどいるんだから。
こういうバンドで(に限らんが)歌メロの大事さも
痛感。・・・つう事はそこも気に入らんかった訳ね(笑)。

すまん、長旅で疲れているんだ、
点が辛くなるのは勘弁してくれ。

つう事で、心の中の『いらない物箱』に
放り込む。
さようなら騒音寺。
縁がなかったな。

で、無事(というか何と云うか)に
騒音寺終了。

煙草休憩などで客の入替が起こったので、
それに乗じてステージ前まで進む。

マイミクさん達発見。

考えてみたらこないだ会ったばかりな
方々なのだが、やはり会えると嬉しいもので。

で、のんびり開演を待っていると
割と早めに転換が終了。

すっと客電が落ちる。

俄然テンションが上がります。

以下はセットリスト・・・なんですが、
今回三回見たんですね、闇鍋。
故に、結構ぐちゃぐちゃです。

順不同で、しかも抜け漏れ等
アリアリアリアリアリーヴェデルチなので、
あくまでも参考程度、で。


月光ファンファーレ
・・・何といってもファンファーレ。
幕を切って落とすには申し分なし。
一曲目に似合いまくり。

乳母車と棺桶
・・・いきなりこれっすか!?という曲順。
中川の声も充分に出ているし、めちゃめちゃ格好いい。
曲途中から洋子ちゃん参加、と目まぐるしい展開も
楽しかった。曲も忙しいしねぇ。

笑いっぱなしの島
・・・中川が洋子ちゃんをコール。中川と(後奥野とも)絡む時の
洋子ちゃんのふてぶてしい笑顔が好き。
突っ込みモードやね、この二人に対する時は。

で、曲はこれ。メスカリンって、こんなに格好良かったんや・・・
と感心する事しきり。後追いファンにはこういうのは
嬉しい限り。


Shinya`s Blessings
・・・最近定番。段々バンドのコンビネーションも
よくなってきた気がする。

バンクローバー〜戦火の彼方
・・・こ〜れ〜は予想外。こういうカヴァー曲は
一旦セットを外れたら、再登場は滅多にないのが、
ここに来てまさかの再登場。大好きなんだよなぁ。
意訳が物凄く上手く出来ていて素敵です。
ポーグスの曲や『自衛隊に入ろう』なんかも
再登場しないかなぁ。

ルーシーの子供たち
・・・新曲。08年12月15日の日記で、私こんな事書いてます。

>私感だが、今後のソウルフラワーの指針になるのは
>この手のロックンロールピアノ曲にあるのではないかと思う。
>ソウルフラワー流レゲエ路線は『カンテ〜』で完成を見た
>気がするので。次の音楽的テーマの模索というかなんというか。

リンクは以下

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1023727123&owner_id=8306745

ピアノ曲かどうかはまぁともかく(笑)。結構いい読みだったかな、
と自画自賛。軽快なロックンロール曲。
歌っている事も、まぁ中川らしいし。
ただ、6月の新譜には早いような気もしますな。
もうちょいライヴで練った方が良い曲になる気がする。
ま、リリースされて聴いてみるまでは分りませんが。

満月の夕
・・・最近は「わんもあた〜いむ」が無くてシンプルなので
良い感じ。ダラダラ演ってもねぇ。

パレスチナ
・・・ん〜。照明が迫力不足。
この曲の呪術的な魅力を盛り上げるには
エグい照明が必須。緑のごっつい奴が
欲しいです。曲は超名曲で云う事なし。
つうか、この曲の登場で『極東戦線〜』の
役目は終わった気がする。

ノスタルジア・シンドローム
・・・ミホちゃんが洋子ちゃんと対等に渡り合っていたのが
印象的。つうか和気藹々(笑)。上手の洋子ちゃんに
下手のミホちゃんが絡みに行き、満更でもない
笑顔を返す洋子ちゃん、っていう画が美しかった。
やはり、ミホちゃんはヒデ坊パートを歌うと
良い感じだなぁ。『龍宮へようこそ』とかも聴きたくなった。
素敵なコンビネーションが出来上がっていたと
思います。

秋田音頭
・・・すっかりハマってますな、この曲も。
メンバー一丸となって演奏するスタイルがこの曲の
印象を良い物に変えている。

うたは自由を目指す!
・・・本当にソウルフラワーユニオンってのは
代表曲と云えるような欠かせない曲が多い。
この曲もその一角で、演ると本当に盛り上がる。
中盤でいい仕事をしますね。

サヴァイバーズ・バンケット
・・・河村&JIGENの掛け合いソロが格好よすぎ。
この後、もう一回東京でこの曲を聴きますが、この日の
ソロの方が格好よかった。

リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ
・・・メスカリン・ドライヴとニューエスト・モデルは
無論違うバンド。何が違うって構成が違う。

・・・当たり前の事を云うなって?
まぁ、もうちょい待ちねぇ。

で、その違いは、メスカリンが専任ヴォーカルと専任ギターが
いて、ニューエストはギター&ヴォーカルだ、という事が筆頭に
挙がる。

つまり、メスカリンの曲をソウルフラワーで演る場合、
いつもと違う中川のギターアプローチが聴ける、
という事だ。
伊丹英子は確かにギターはそれ程上手くは無いが、
パンキッシュなオブリやアレンジは凄い。
それを忠実になぞる中川のギターは滅多に聴けない
程パンクなギターを弾いていた。
シャウトする洋子ちゃんとパンクなギターで絡む中川の
コンビネーションは、格好よすぎ。

神頼みより安上がり
・・・行くぜ行くぜ祭だ祭だ!!な曲。
問答無用で大盛り上がり。

荒地にて
・・・最近、『風の市』と離して演ってくれるので、
とても嬉しい。どちらも名曲なんだからね。
純粋に楽しみたいのですよ。

海ゆかば山ゆかば踊るかばね
・・・洋子ちゃんがちんどん太鼓を抱えたまま、
古いソウルの曲を歌う(タイトル失念)。
流石の歌唱力にうっとりしていると、それまで
背を向けていた中川が振り向きざまに
イントロを弾き出す。

これもよく考えられている。

『海ゆかば〜』のイントロのコードは独特で、
そこを押さえたらその曲だ、って分ってしまう。

で、振り向きざまに、という奇襲を考え付いたのだとしたら、
そのサービス精神は素晴らしい。
しっとりとした洋子ちゃんの歌から一気に
引上げられました。


ホライズン・マーチ
・・・『海ゆかば〜』が終わり。本編終了かと思いきや、
中川がメンバーに向かって」「もう一曲」みたいな
ゼスチャアをしているのが見えました。
と、思ったら。

爆発するようなこの曲のイントロが!!

うっわあああああああああああああ、
このセトリはいかんわ。凄すぎる。
嬉しいし楽しいし、訳が分らない叫びを自分が
上げているのが分る。
最近のセトリは充分に考え抜かれて、
古参のファンも飽きさせないように、と決められているのが
伝わってきていたのですが、まだこんなサプライズが。

曲がバンドの財産ならば、その並び順はその価値を
何倍にも高めます。

『海ゆかば〜』はいい意味でラストの大盛り上がり曲なので、
その後でのこの名曲の登場は、参った。

en
外交不能症
・・・中川のmcが出色。「・・・新曲です」の言葉の
後にすっげえ格好いいこの曲が始まる。
もう、徹底的に中川の掌の上で転がされてしまう。
その気持ちよい事といったら。

洋子ちゃんコーラスが入ってこれまた贅沢な。

シスター・セイ・ノー!
・・・今回は完全にメスカリン・ドライヴ特集な
ライヴでしたな。めちゃめちゃパンキッシュ。
アンコールをニューエスト&メスカリンで
纏めるという小面憎いばかりの構成も
素敵すぎ。

総評としては、素晴らしいの一言。
もうちょっとニューエストを演って欲しかった・・・という
のもありますが、それを言い出したら最近の曲が
少なすぎる!とか、ソウルフラワーの超代表曲が
無さ過ぎる!!などとも言いたくなり、それを叶える
ライヴをバンドが演ろうと思ったら軽く五時間は
越える物になってしまう、などなどあり、
結局これでいいのだ、という事に落ち着きます。

今回は対バンありでどうしても短くならざるを得ない
セットなので、その中でメスカリンを交える事で
『パンキッシュ』というキーワードを導き出した
選択は文句なしですね。

この後の一大宴会と共に、最高のイヴェントでした。

大阪行ってよかった。

ん。

また、行こうっと(笑)。
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