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2008年07月27日20:22

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こうして殺人鬼は産まれる

本当は昨日書き込むつもりであったが、あまりにも傷心してたので本日に至る。
昨日、ギブと仕事帰りにテクテク歩いているとなにやら女性達の浴衣で歩く姿が目立った。
いいなぁ〜・・・と鼻の下を伸ばして見ていると今日はお祭りか花火大会があるのでは!?と思いギブに尋ねる。
ギブは「そうじゃないですか?」とあまり関心の無い返事。
うっわー、すっげえ気になる!といてもたってもいられない私は「ちょっと聞いてくる!」と近くを歩いていた浴衣の子に走って行った。

「すいません!」

チラリ
スタスタ
・・・無視。

「ちょっと、すいません!」

再び、チラリ

もり 「あの〜、今日は浴衣姿の女性が目立つんですけど、お祭りか花火大会でもあるんですか!?」

浴衣 「花火」

もり 「へぇ〜!どこでやるんですかね!?」

浴衣 「隅田川」

スタスタ

もり 「・・・・・」

我輩と関わりたくないのがアリアリと伝わる。
なにも、あんな汚物を見るような目つきで我輩を見なくても・・・
そんなに我輩と関わりたくないのか・・・

もり 「隅田川だって・・・」

ギブ 「そうですか」(無関心)

浴衣姿見て高揚してた我輩の気分は一気に沈んだ。
確かにニッカポッカ着た汚れたオッサンに話しかけられていい気分はしないかもしれないが、あそこまで露骨に嫌な表情しなくても・・・グスン。

家にいると悪友の女から暇だからと電話が来た。
昨日の悲劇を慰めてもらおうと、淡い期待を持った私はバカだった。
彼女が言い放つ。

鬼 「むさいオッサンに話し掛けられてもね〜・・・ウザイと思ったんじゃなぁい?」

も 「・・・・・」

鬼 「?」

も 「俺、今すっげー傷ついた・・・」

鬼 「アハハハハ!」

悪魔のケタケタ笑う声が受話器の向こうから聞こえた。
話す相手を間違えた。
彼女は超ドSだった。
傷口に塩を塗られた私は気付くと無意識に居合刀を握り締めていた。
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