3K Y9Hとは危険・汚い・きつい職場、夜勤9時間の略である・・・
そんな私が働く職場の一日の出来事を見てみよう。
PM20:00
仕事開始。
解体する壁の破片で床を傷つかせたり、埃で汚れないように養生するのが仕事だ。
写真は私の床養生。
とてもプロフェッショナルな仕事振りである。
仕事を始めると何やら異臭がする。
私はカジィ、たいろん、仲間の二人に現場の異臭を伝えた。
も 「なんか3Fすごく臭くねえか?」
カ 「そうですか?」
た 「どんな匂いですか?」
も 「なんか生臭いような腐った匂いがするんだけど」
カ 「別にそんな匂いはしないですけどねえ・・・」
も 「そうか・・・」
まさか自らの加齢臭か!?と思ったが、くんくん嗅いでも我輩ではない。
気にせず養生を続けていたが、その匂いは3Fに留まらず各フロアにくっついてきた。
確実におかしいと感じていたが、私が床養生をしようと身を屈めた時に異臭がMAXを極めた。
「ふおおっ!?」
異臭が我が靴から発せられてるのに気付く。
恐る恐る靴底を覗いて見ると・・・
うんこがくっついてた。
ここに来る途中、どっかでうんこ踏み潰したらしい。
それから異臭の話は一切しなかった。
靴底を洗うと何食わぬ顔で仕事をしていた。
AM0:30
破壊した壁の残骸を取り除きに暗黒の世界へ旅立つ。
今にも死にそうな私の姿が見える。
![フォト](https://photoservice-imagecluster.img.mixi.jp/v/b634d9e8d4dd16b7d5f3f4a7997dc4ffc9b3981ec4/666d245c/photo/picture/7793076_82598534_1small.jpg)
刑務所脱獄抜け穴作り?
難民不正入国船の中?
いや、まるで炭鉱夫だ。
AM3:00
休憩時間。
コンビニのミニストップにてコーヒーを頂く。
店員にアイスコーヒーを注文すると「セルフサービスになってますから」と空のコップを渡される。
すかさず「む?これは飲み放題って事ですか?」と尋ねる。
カジィは目を丸くして「そんな訳無いじゃないですか」とヘラヘラしてる。
レジの店員はオロオロしながら店長と相談している。
戻ってくると「違います」と答えた。
残念。
だが、店内のカウンターでコーヒーを飲んでいると先程、店員と話していた店長がやって来て、深夜はお客さんがあまり来ないのでコーヒーがダメになったら捨てるだけだから好きなだけ飲んで下さいと言った。
ミラクル!!
俺様の図々しさはお店のルールも変える!!
私はまた伝説を創ってしまった。
ここぞとばかり限界まで飲み干したコーヒーで体調が非常に悪くなった・・・。
AM5:00
作業終了。
ほとぼりが覚めた頃、私はカジィとたいろんに異臭事件の真実を告げた。
カジィはわなわなと小刻みに震え、「うんこ付けた靴でアナタは現場歩いてたんですか・・・」と悲しみの表情を私に向けた。
今日でこの夜勤も終了、いい思い出が出来たじゃないか。
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