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2007年04月06日20:04

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続・奇跡の生還

心と体の垢を落としに伊豆の温泉にやって来た。
私は世界の為に貢献出来ているのだろうか?
などと物思いにふけっていた時、事件は起こった。
私の耳に老人の悲鳴が飛び込んできたのである!
見ると、きゃしゃな老人が湯船で溺れているではないか!
私は「待ってろ!今ロープを持ってきてやる!」と叫び周囲を見渡した。
しかし、ここの温泉宿は救助設備がずさんで、何一つ見当たらない。
「ええい!」私は衣服を脱ぎ捨て湯船へと決死のダイビングを試みた。
老人は今にもくたばりそうだ。
私「大丈夫か!?」
老人「あ、あなたは?」
私「名乗るほどの者ではない」
老人「私はもうダメ・・・せめて、あなただけでも逃げて!」
私「バカなことを言うなーっ!」パシッ!
老人「「ごめんなさい・・・私、どうかしてたわ。將士っ!二人で助かろう!」
私「よしっ!」
かくして、体力も限界に達していたが二人は愛の力で無事に
陸に上がる事ができたのだ・・・。
死を目前にしても決してあきらめず、こうして闘い抜いた私は
奇跡の生還を成し遂げたのだ!!

救出された藤原源三さん72歳(写真右)

喜びの声「あの若僧が来てくれなかったら、
ワシはおそらく自力で這い上がっていたと思うよ。ゴホ」

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