絆

日々の闘いの中、体が病んでしまった私は遂に倒れてしまった。
んな訳で仕事を休ませてもらい自宅で寝込んでいるところである。

TVで障害者夫婦の番組がやっていた。
大変、言い辛い事であるがその奥さんは容姿が一目で障害者だと分かる姿をしている。
なので様々な偏見、いじめにあってきたと言う。
夢までもその障害のために諦めざるを得なかった。
もし、自分があのような障害を持っていたら・・・
そう考えると人生が無に感じた。
正直な気持ちがそうだった。
しかし、良きパートナーを得てお互いが支え合い、安らぎが得られたと夫婦は語る。
夫も障害を持つ方だったので二人で一人前だと旦那さんは言っていた。
なんて素敵な夫婦だ・・・見ているこちらが安らぎを得ている。
この世の中で奥さんは夫が全てであり、夫は妻が全てだというものを感じた。
この二人は今、輝きの中で生きている。
とても羨ましく思えた。
自分が幸せかどうかなんて周りと比べて決めるものではない。
幸せの基準は自分だ。
自分が決める事なんだと教えてくれる。
自分以上に大切な存在と共に歩んでいける人生。
素敵な事だね。
自分が生きていると実感できる事は大変素晴らしい。
病んだ体の自分に一つ、お薬を頂いた気分だ。
いつか動かなくなるこの体。
その前に自分の生きている意味を残していかなければ。
そう考えると寝込んでなんかいられない。
早く体を治して、今を一生懸命生きるぞ。