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2007年01月16日02:36

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クソじじいになったとき。

何十年か先に。


自分が選んだ道を走り抜けて。


その傍らに、
手の平の中に、
胸の中に、

形のある、変わりゆく愛しいもの
形のない、譲れない大切なもの

・・・出会ったり、生み出したり、掴み取ったり、そんな大事なものがあって。

「そろそろ一線からは引退かなぁ(笑)」なんて、冗談交じりに考える頃。


可能性や現実の狭間でもがきながら、新しい扉を探す”今”の時間ってのは、凄く輝かしいものじゃなかろうか。


・・・・だから楽しまないと(笑)


眠いとか、しんどいとか、いつでも心身ストレス溜まることは尽きないけど。


その先に何かを掴んで、「あぁ、けっこう満足かもな」って柄にもなく合格点を出して含み笑いしてる自分が居るなら。


今、その入り口でもがいてる自分も悪くない気がする。
むしろ、何だか嬉しい気さえする。


「未来の自分を考える」ってことは、
幼い頃に持った初めての夢を諦めた時から、していなかった気がする。

僕は体操選手になって、金メダルを取りたかった。・・・池谷選手に憧れて。
身体の痛みや恐怖に負けて、諦めた時に・・・思い描いていた未来の自分が泡に飲まれて消えるイメージを見た。
未来を殺した自分が悲しくて悔しくて、失望して泣いたのを覚えている。


もう、あの時の「僕」を泣かせちゃいけないな(笑)
ごめんよ。

冷め切って、何やらかしても泣きもしないような俺でも駄目だ。


ある人とメールをしながら思い出した。

未来。
希望。
夢。
同じ時代を生きる仲間。

少し、分かった気がする。

あまりにせわしなくて、人間が生きるスピードを超えているんじゃないかとさえ思う現代。

あらゆる時代で、そうであるように。

人間が人間らしく生きるには、きっと未来や希望が要るんだ。


今夜おぼろげだけど、見えた気がする。
”今”を、笑いながら振り返れる・・・いつかの自分。


苦しいだけじゃない。
今掴む喜びも、刹那的な快楽じゃない。
糧となって、いつか届く自分への扉。


ひとつずつ、開けていこう。
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