光と影

佐渡島雑感

ハイシーズンを外したからか、世界遺産を狙う島とは思えぬほど
閑散としていた
強風波浪警報が出ていた週末、海は大荒れ
自称晴れ女の私の面目丸潰れw
新潟港からカーフェリーに乗り込んだ人達は何処へ？
どこへ行っても人がいない
人混み嫌いな私達には絶好の旅だったけど

佐渡島と言えば海の幸山の幸、
美しい日本海は海水浴場も人気だし
トライアスロンの聖地とも言われる島
根強いファンも多い

その反面
世界遺産を狙う佐渡金山には先人達の悲惨な姿が…(T-T)
奈良時代から流刑地だった佐渡は罪人だけでなく
全国から無宿人が集められた地
金山の水替人夫として山に閉じ込められた彼らの暮らしは
「生きながら地獄の如し、佐渡の金山」と
歌われたほど
過酷な労働の末命を落とす人が後を立たなかったと言う

造り物とはいえ金山の内部には
澱んだ空気と悲しみが漂っていた

見なきゃよかった…
そう思わせる

これを世界遺産にしたいのか…
北朝鮮が抗議する理由は彼らの火病の発作みたいな
ものだとしか思えぬが
日本人の１人として私は佐渡金山の世界遺産登録には
反対です

世界に誇れるものではない

佐渡島の二日目は予報を外す快晴で
なんとか晴れ女は救われたw

光が当たる場所と光を当てる場所は
違うんだよね

屋久島に漂う不気味さとは無縁の佐渡島
このまま静かに時を越えられればいいなぁ、と
思った２日間でした