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2023年11月20日02:58

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3 10月18日(水) エレファント島・インド門

 フォート地区の南の方に「インド門」があり、そこから船に乗るとエレファンタ島に行ける。インド門まではぶらぶら歩いてみた。途中に海軍の基地があって、そのあたりはちょっと物々しい感じだった。

 インド門の周りには大勢の観光客がいたが、その広場に入るのにも手荷物検査があった。ムンバイでは一般大衆の集まる場所での大規模なテロがあったから、警備も厳重に行われている感じがする。
 広場では、皆さん思い思いに写真を撮ったりしている。
 行く前には知らなかったのだが、インドの方々は写真が好き。そして、見ず知らずの他人を一緒に入れて写真を撮る。この日はまだそのことを知らなかった。

 インド門の裏に行くと、エレファンタ島への船着き場があった、なにか競ううようにして切符をおっさんから買わないと乗れない。往復260ルピーで船券を手に入れる。
 船は満員になると出航するシステムらしく、ほとんど飛び乗るような感じで乗り込んだ、席が埋まっていたので、2階に行こうとしたが、2階はダメらしい。
 そうすると、一階席に真ん中あたりの椅子を案内された。

 この時、まだ知らなかったのだが、椅子はいつも譲ってもらえる。なにか、人を立たせていてはダメ、というような習慣があるらしい。勿論満員のバスや列車の中ではそんなこと不可能なのだが、、、、
 エレファンタ島まで1時間ほどの船旅になる。ムンバイの街の東側に広がる穏やかな湾内を、言っては悪いがかなりボロボロの船が進んで行く。ムンバイで乗った乗り物は総じてボロボロだった。
 途中、魚がいる、とかで船員が網を投げたりして捕まえようとしていた。なんなんだろう、乗客へのサービス? 結局魚は捕まらなかったらしい、、、、

 そのうちエレファンタ島が見えてきて、島から延びる長い桟橋の先っちょに船が付いた。ここから先は、小さな汽車が走っている、15ルピーで切符を購入したが、満員で乗れなかった。乗れなかった人たちはあきらめて次の汽車を待つ、という事らしい。
 しょうがないので、売店などを見て回る。スイカなどを切って売ってる店が割とある。ドレッシングの様なものを掛けて食べるらしいのだが、この「なんとなく危険な食べ物」には旅行中ついに手が出ることはなかった。フルーツは美味しそうだが、洗ってる水が安全かどうかが不明。
 おみやげ物屋さんも沢山あるのだけど、今一欲しいものは見つからない。二級品ばかり売っているようなイメージ。
 そのうち、次の汽車が来たので乗り込む。本当に小さな汽車なのだが、もう気分は

 世界の車窓から

 である。10分ほどののんびりした旅で桟橋を渡って島に到着する。
 ここで島に入るための切符買う、一人5ルピー。
 その後はひたすら歩いて坂道を登っていく、両側にお土産物屋さん、そして頭上にはサル、地面には犬とかネコ。
 日本では人間の居住とサルが近くにいたりはしないが、アジアだとサルがいるのはどうも一般的なイメージがある。タイでも、普通に寺院にはサルがいた。

 かなり登って行き大分眺望が良くなってきたところで、石窟群へ入るための入場料を払う。外国人は一人600ルピー。インドの外国人価格はおおよそ現地の方々とは一桁以上違う。言ったところで1000円ぐらいなので、別に高い、と言う程でも無いのだけど、現地人価格がとても安いので相対的には「お金持ち」に見える。実際、お金を持っていることはバレバレなので、現地の人もそれなりに親切にしてくれる。

 石窟群は例にもれずかなり破壊されていて、シバァー神とかパールバディーの像が綺麗に残っているのは数個程度。あとは何の像だか分からないものが多数。
 余り丁寧に見ても仕方ないので、ブラッと見てまわるかんじ。ちょっと疲れたところでアイスクリームを買って食べる。アイスクリームは大体どこでも売っている。暑いので買ったら速攻で食べないと溶けてなくなっちゃうのだが、、、、気温は40度ぐらいある。

 一通り見たので、また来た道を戻っていく、帰りは桟橋を歩いて行き、途中汽車とすれ違ったので、手を振ると、皆さん喜んで手を振ってくれる。乗りはメチャメチャ良い。
 船に乗って出航までしばらく時間があるので、チャイを飲む。チャイも大体どこでも売っていて、1杯10ルピー。紙コップで飲むシステムになっている。

 帰りもとてものんびりした船旅、真直ぐ目的地のインド門に行ったりはしない。こういうアバウトなところもインドなのだろう。他の船の船員を拾ったり、また別の船に乗せたり、、、インド門が見える絶好の場所では、シャッタータイム。後ろにあるタージマハールホテルと一緒にフレームに入れて写真を撮るといかにも絵になるのである。
 その後ゆっくりと接岸し、下船。
 しばらくはインド門の広場を見て回って、その後タージマハールホテルへ行って見た。玄関では、とても丁寧にあいさつをされた。このホテルにはインド人は基本的に入れない。ほぼ外国人専用の5つ星ホテル。もちろん手荷物検査はある。
 ホテル内部は豪華な作りで、おみやげ物なども、日本で買うより若干高値と言うものばかり、ブランド物が並んでいる。トイレもとてもきれいでした。

 ホテルを出て、海沿いを歩いていると、めちゃめちゃ美人な若い女性が、日本語で
 「日本人の方ですか?」
 と、問いかけてきた。

 絶対ヤバい、と思って無視して歩いて行ってしまったのだが、、、分かってなかっただけで、彼女は一緒に写真を撮りたかったのだ。まだ二日目でそんな習慣は理解できていなかった。次の日の3万7千フォローのインスタグラマーとの出会いで、インドの文化が大分分かることに安るのだが、、、

 歩いて行った先に、お祭りの会場があった。ただチケットを買わないと入れないようなので、外から見える範囲をしばらく見ていた。若い着飾った女性たちが次々とやってくる。どうやらダンスパーティーのよう。この時は、そんなパーティーに参加することになるとは夢にも思っていない。
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