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2023年04月07日13:48

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【18·歩】廃線跡歩き別府鉄道·国鉄高砂線

4月5日(水)

長崎弾丸ツアーを終え通常なら営業するのだが、18きっぷ消化の為に廃線跡歩きにそのまま出掛ける。

1984年(昭和59年)、ひとつの地域から一気に3つの路線が消えた。
別府(べふ)鉄道土山線·野口線·国鉄高砂線である。
地元民の追憶の念が強いのか、遊歩道として整備された廃線跡には、モニュメントとして多くの遺構が残っていた。

JR土山駅から別府港への別府鉄道土山線跡は｢であいの道｣として遊歩道になっている。
道中の｢播磨町郷土資料館｣には、別府鉄道の｢機関車DC302｣と｢客車ハフ5｣が静態保存されている。
客車内部の立ち入りもできる。
客車の車輪は2軸で｢マッチ箱｣と呼ばれたそうだ。

終点の別府港駅は跡形もなく、そこから国鉄高砂線·野口駅までの野口線は｢松風こみち｣として遊歩道になっている。
どちらの遊歩道も住宅街の中で、線路等の遺構はほぼ残っていない。

野口駅·円長寺駅跡近くの公園には｢キハ2号｣ 2軸ボギー車が保存されている。
三重県·三岐鉄道から譲り受けた車両で、前後にバケットが付いている。行商人の荷物を積んでいたようだ。
畑には貨車｢ワ124｣を倉庫にしている所があり、地元民の愛着を感じる。

ハフ5の車内は床や窓枠が全て木製です。
線路の遺構はほぼ残っていないと書いたが、踏切跡が2ヵ所、別府川橋梁(道路に転用)があった。

野口駅は国鉄との接続駅で、1本の島式ホームを共用していた。
今はモニュメントに台車と駅名標を設置されているが、線路跡は県道｢鶴林新道｣となり、国鉄高砂線の面影は皆無です。

ここからはその県道を尾上駅跡まで歩く。公園には｢C11 331｣が大切に保存されている。
尾上駅跡には動輪が展示され、山陽電鉄·尾上の松駅到着。
ここからは山陽電鉄南側と並行していた。
が、地図を見ると加古川が行く手を遮るので、泳ぐ訳にもいかず電車で高砂駅へワープする。
ありゃ～、車窓から高砂線跡がくっきり残るのが見えるではないか

後でもう一度訪れよう。

県道｢鶴林新道｣は二車線だが、山陽電鉄をくぐる所は単線の幅しかないぞ。
山陽電鉄高砂駅周辺には多くのモニュメントがある。
腕木信号機や転轍機等、遊歩道沿いに説明看板とともに保存されていた。
旅客扱いはここまでだったが、さらに貨物専用線が高砂港貨物駅まで伸びいた。分岐点からは多くの工場引き込み線、そして、国鉄高砂工場(のちに鷹取工場への統合)への引き込み線があったそうだ。

高砂港駅跡までも遊歩道になっているが、周りは工場ばかりで、海が見える所まで歩くも、痕跡はなく、カネカの工場への不審者になってしまう(笑)

高砂大橋·相生橋と渡り、再び尾上駅跡～加古川を探索。
写真奥に山陽電鉄が走るが、手前の高砂線跡にも枕木が残っている。

尾上駅から加古川の間は遊歩道が途切れ、線路跡がはっきりと残っておりました。

天気模様が怪しくなり、尾上の松駅を過ぎ神戸方面に歩いていたら、加古川市のコミュニティバス停留所があり、それに乗ってJR加古川駅ヘ

雨が降ってきました

これにて本日のミッション終了です。

今回の18きっぷは
① 播州廃線跡歩き 5370円
② 福知山線跡歩き 2620円
③④ 三方-姫路-和泉府中 6490円×2
⑤ 別府·高砂線跡歩き 3320円

24290円分乗車で、12240円儲かりました(笑)

…………………

フェリーターミナル9:00→コスモスクエア→弁天町→大阪9:52→10:59土山…別府12:00頃…野口13:00頃…尾上の松13:53+++13:55高砂…高砂港…尾上の松…(バス停名忘れた)16:12＝16:32加古川16:54→18:07大阪18:23→19:00鳳19:03→19:06東羽衣+++松ノ浜

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