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2022年11月27日21:59

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久しぶりの大ホールオペラ・・・びわ湖ホールオペラ・セレクション

やっぱり、オペラは舞台があった方がずっといい。

滋賀(大津) 滋賀県立劇場びわ湖ホール大ホール
沼尻竜典オペラセレクション ロッシーニ作曲 オペラ『セビリアの理髪師』
沼尻竜典指揮 日本センチュリー交響楽団
合唱:C.ヴィレッジシンガーズ
ギター:黄敬 チェンバロ:平塚洋子
演出 粟國淳
アルマヴィーヴァ伯爵:小堀勇介
ロジーナ:山下裕賀
フィガロ:黒田祐貴
バルトロ:久保田真澄
ドン・バジリオ:斉木健詞
ベルタ:守谷由香
フィオレッロ:川野貴之

大ホールでちゃんと舞台装置を配したオペラを見るのは、コロナ前以来(まる3年ぶり)。それだけでも感慨ぶかいものがあるが、とにかく日生劇場との共同制作による今回のプロダクションは、回転舞台を駆使した演出が秀逸。ぐるっと回って、備品の配置を動かして場面を転換する作業のなんと鮮やかなこと!いやあ、これを見るだけでも来た甲斐がありました。日生劇場は4面舞台ではないので、こういう工夫が不可欠なのだろうけれど、すごくおもしろかったです。

合唱の人たちの獅子奮迅の活躍も見もので、場面と役割でお面をかぶったり衣装を変えたり・・・これも良かったなあ。

歌手の方々についてはそれぞれコメントするだけの鑑賞力がないので控えることにするけど、センチュリーのピットを通したサウンドが何とも暖かくて表情に富み、ああ、やっぱりオペラの伴奏ってこの方がいいなあと再認識しました。まあ、センチュリーが巧い、ということなのかもしれないですけどね。

全体を通して感じたのは、この曲がこれだけ長い年月をかけて愛されてきた理由がしみじみわかりました。やっぱり、楽しいのが一番。そして、なにより構成がよく出来ている。特に1幕が、話がややこしくなっていくのに合わせて音楽もどんどん複雑になっていくあたりが、まあなんとも秀逸ですね。

やっぱり「歌劇」はいい。家内こすもすもご満悦。次は、1月の「森は生きている」。中ホールオペラだけど、これもちゃんと舞台になる予定で、今からとっても楽しみです。



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