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2022年07月28日00:02

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二年後が見えタ!

旅行の際、新幹線などに比べて料金が安い事から、
高速バスを利用される方がいますよね。
ただ中で睡眠を取る際、他人のイビキの音が気になって眠れないなんて事もあるでしょうね。


「お前、高速バスで旅行に行ったんだって?」
「そうなんだよ。ただその時、
一緒に乗ってたお爺ちゃんのイビキがうるさくて、なかなか寝られなくてさ」
「あ〜それは災難だったね」
「凄くうるさかったんだけど、暫くしたら全く聞こえなくなって、静かになったんだよ」
「それは良かったな」
「良くないよ。今度はそのお爺ちゃんが、ちゃんと生きてるかどうか気になって
余計寝られなくなっちゃったよ」


健康な状態と、日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味する
【フレイル】という言葉がありますが、誰でもフレイルにはなりたくないと思いますよね。


研究者の方々が被験者たちの健康や発音能力を調査したところ、
発音能力が将来のフレイル状態を予測するバロメーターになる事が判明したそうですね。


特に【タ】を発音する能力は、二年後のフレイル状態との関連性が強く、
二年後も健康な人では、一秒に平均して六・三回【タ】を発音できたのに対して、
二年後にフレイルに陥ってしまった人では、一秒に平均して五・九回しか
【タ】と発音できなかったんですね。


これまでの研究で【タ】の秒間発音数が四回以下になると要注意とされていたんですが、
どうやら六回を下回った段階でもフレイルになる危険性が高まるようですね。


そうなると【タ】の秒間発音数が、なぜ将来のフレイルを予測できるのかが気になりますが、
フレイル状態の判断では認知能力に加えて、運動能力が極めて重要な要因になるからなんですね。


そしてこの運動能力は手足だけでなく、舌の動きも含まれましてね。
『タタタタ』と連続して発音する時、舌の前方部が裏顎、
つまり前歯の裏に何度も当たるのを感じると思いますが、
【タ】の秒間発音数の測定は、舌というユニークな器官の運動能力の測定と同義であり、
それゆえフレイルの判断や予測に使えると考えられるんですね。


そうしてみると、
『北斗の拳』のケンシロウなんかは、フレイルになる心配は全くありませんよね。
「あた!あたたたたたたた!」
あんなに高速で【タ】を言える方はいませんからね。


ちなみにあのセリフのアフレコの際、ケンシロウに声を当てている神谷明さんは
『探し物をしていて、やっと見つかった時の気持ちでやる』って仰ってまして、
なるほど〜って感じですよね。


では逆に【タ】の発音を訓練すれば、フレイル状態に陥るのを回避できるのかという事ですが、
研究者の方々は『予防できる可能性がある』と述べてましてね。


フレイルに陥ったから【タ】の発音能力が落ちたのか、
【タ】の発音能力が落ちたからフレイルになったのかは明言できませんが、
相関しているのは確かだから、予防できる可能性があるそうなんですね。


もし研究者の方々の予測通り、【タ】の発音練習でフレイルを回避できるならば、
極めて簡単な健康寿命を延ばす方法として、多くの人々を救う事ができますよね。


ですから、やはり毎日、ケンシロウの物まねでトレーニングするといいですよね。
みんなで並んで、『あた!あたたたたたたた!』ってやるわけですね。できなかった人には
「・・・お前はもう、ボケている」
ショックのあまり、『北斗の拳』のザコキャラのように爆死してしまいそうですね。


微笑亭さん太
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