ロシアからドイツへ直接ガスを輸送しているパイプライン、ノルドストリーム1は、明日から10日間定期点検のために、ガス輸送を止める。
ドイツ政府は定期点検が終わる7月21日以降も、ロシアがガス輸送を再開しない可能性があると見ている。
ロシアは6月16日以来、1日のガス輸送量を通常よりも60%減らしているからだ。
市民の間では、徐々に不安が募りつつある。
ロシアがガスを完全に止めた場合、ガス料金が数倍にはね上がる可能性があるからだ。
シュトゥットガルトの北にあるルートヴィヒスブルクという町では、冬にコンサートホールに5000人分の簡易ベッドを置いて、臨時の避難所を作る。
ドイツではガスや電気料金を100ユーロ滞納すると、ガス会社や電力会社はガスや電気を止めることができる。
冬期にガス料金を払えなくなり、暖房を止められた人を受け入れるために、ルートヴィヒスブルク市役所は「暖房付き避難所」を開設するのだ。
この冬のドイツは、深刻なエネルギー危機に襲われる可能性が強い。
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