mixiユーザー(id:14438782)

2022年06月27日20:38

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40年来のモヤモヤがすっきりした話

 小学校の道徳の時間に見せられていたNHK教育テレビ(当時)の『明るいなかま』のオープニングの歌詞がずっと腑に落ちなかったのですけど、やっとその理由を自分なりに得心しました。



 「話の分かるやつだった」というくだりがあるんですけど、まずはそもそもこの「話の分かるやつ」というのが小学生の語彙ではありません。ぶっちゃけ、おっさん用語ですよね。しかも、この言葉には単語の並びを表面的になぞったような「理解力に富む」というより、むしろ、別の意味があります。

 最もニュアンスの近い言い換えの表現は、「便宜を図ってくれる」といったところでしょうか。しかも、そこには若干の越権行為やコンプライアンスからの逸脱といった気配が漂います。いや、それは言いすぎだという向きもありましょうが、どことなくグレーゾーンを衝くような際どさ、「清廉潔白」より「清濁あわせ飲む」に近い響きがあるのは否めないのではないでしょうか。

 もちろん、厳格に決まりごとを執行することが常に正しいとは限りません。それは時に行きすぎとなり、過酷な締めつけとなって暴走になりかねないとも限りません。しかし、道徳の時間に「話の分かる」ことをもって良しとすることはないだろうということに、40年たってからようやく気がついたのでした。

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